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定量データに基づくプロジェクト診断支援ツール


他社事例との比較をもとに自社のプロジェクトを評価

公開中 2007年12月から公開中


ソフトウェア開発において、プロジェクトの生産性や品質、納期、コストなどを客観的に把握、評価し、同種の他社事例と比較できれば、プロセスの改善や効率化が進めやすくなります。

「定量データに基づくプロジェクト診断支援ツール」は、「ソフトウェア開発データ白書」※1 の発行にあたり収集した大手企業27社3,089件超のプロジェクトデータをもとに、自社のプロジェクトの相対的な状況やレベルを確認できるツールです。データはすべて定量的で客観性の高い指標です。データ取得プロセスの確立した企業が対象なので、データの精度が担保されており、分析結果はIPAで慎重に検討・精査しています。

自社のプロジェクトデータをウェブ画面から本ツールに入力すると※2、他社のデータが表示されたグラフ上に、自社のデータが重ねてプロットされます。両者の相対的な位置関係から、自社の状況を客観的かつ視覚的に把握できます。さらに過去の実績やプロジェクト特性などを加味して自己診断を行うことで、開発プロセスの改善や開発の効率化に向けた戦略的な対応が行えます。

※1:ソフトウェア開発データ白書2012-2013:IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター著作・監修
※2:ウェブ画面から入力されたプロジェクトデータは、ログイン中は一時的に保持されますが、ログオフ時に
     すべて廃棄されます。

定量データに基づくプロジェクト診断支援ツール

定量データに基づくプロジェクト診断支援ツールの機能

本ツールによる診断例

白書には、IPAによる定量データの分析結果として、プロジェクトの種類による傾向や、データ分布に見られる相関などが示されています。本ツールでは、こうした各種のグラフ上に、利用者が登録したデータ※2を表示することで、自社のプロジェクトの置かれた状況が一目で理解できるようになっています。


相関傾向と利用者の位置表示

各種統計データの提供

白書の定量データは、例えば次表のように多くの項目や区分に分類され、官民の別や業種・業界などを問わず活用できるようになっています。プロジェクトマネージャは、これら各種のデータを組み合わせることで、生産性や工期、品質、工程などの情報をさまざまな切り口で見ることができ、プロジェクト計画立案時、あるいは評価時の参考にすることができます。


項番 区分 入力項目 狙い
1 生産性水準  規模(FP/SLOC)、
工数、業種、言語、
アーキテクチャ(システム構成)
工数当たりの開発規模の分布において、自社プロジェクトの位置を規模の大きさ、業種、言語、アーキテクチャ等の層別に評価する。
2 工期水準 工数、工期 「工期は工数の三乗根に比例する」傾向を活用し、自社プロジェクトの工数と工期が適正な状態にあるかどうかを評価する。
3 品質水準 検出バグ数(結合、総合テスト分)
不具合数(稼働後)
規模(FP/SLOC)、言語
開発時の検出バグ数および稼働後の発生不具合密度の分布において、自社プロジェクトの位置を工程、言語等の層別に評価する。
4 工程比率 工程別の工数と工期 工程別の工数比の分布および工期比の分布より、標準的な工数比および工期比を参考に、自社プロジェクトの工程別工数、工期の配分をシミュレートする。