HOMEIPAについて新着情報IPAテクニカルウォッチ 「クラウドコンピューティングのセキュリティその意味と社会的重要性の考察」レポート

本文を印刷する

IPAについて

IPAテクニカルウォッチ 「クラウドコンピューティングのセキュリティその意味と社会的重要性の考察」レポート

2012年4月24日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、クラウドコンピューティング(*1)(以下「クラウド」)が広く社会経済に浸透しつつある現況を踏まえ、そのセキュリティ面での課題や考慮事項に関して整理を行い、IPAにおける問題意識とそれに関する取り組みを技術レポート「テクニカルウォッチ」としてとりまとめ、公開しました。

概要

 クラウドが、社会の様々なところで使われるようになってきています。一般利用者へのサービス提供の基盤として、また企業間の業務連携の基盤としての利用も広まりつつあります。クラウドサービス(*2)は、東日本大震災に際しても、被災者への救済・支援活動や行政情報の発信などに多くのサービスが無償提供され、緊急時に役立つことが確認(*3)されました。緊急時の活動を支えるための情報の伝達と処理のために、今後も必要性を増すものと予測されます。

 一方で、クラウドのセキュリティに関する懸念についても国内外で多様な分析や報告がなされてきました。また、今日、クラウドの経済社会への浸透が加速する中において、クラウドサービスが停止することは、平常時、緊急時に関わらず社会的影響が極めて大きくなることが想定されます。クラウドサービスの継続的供給に影響を与える要素や、万が一クラウドサービスが停止に至った場合の代替や短期間に回復させる仕組みなどを、あらかじめ検討しておくことが必要になっていると考えられます。

 本レポートでは、このような問題意識も含め、世界におけるクラウドのセキュリティに関する議論、主に想定されるクラウドのセキュリティに関する問題点や課題、クラウドの社会への浸透と緊急時の活用、クラウドサービスが停止した場合の影響とその対策、といった視点で情報を整理し、まとめています。また、IPAにおけるクラウドのセキュリティへの取り組みについても述べています。

 IPAでは、クラウドが経済社会の様々な構成要素において有効に活用され、効果を発揮し、またIT弱者におけるITの利活用の促進に生かすため、主としてクラウドを安心・安全に利用できる条件整備に取り組んでいます。今後は特に、クラウドが社会インフラとして活用される場合の特性とセキュリティ課題についての調査をすすめるとともに、国外におけるクラウドの展開とクラウドのセキュリティに関する基準や標準化の動きを注視し、国内向けに最新の情報を提供していきます。

レポートのダウンロード

テクニカルウォッチ概要のダウンロード

脚注

(*1) 大規模データセンターにおいて仮想化等の技術を用いてコンピューターの機能を用意し、それをインターネット経由で自由に柔軟に利用する仕組みの総称。

(*2) クラウドコンピューティングの仕組みにより提供されるサービス。

(*3) 震災対応で提供されたクラウドサービスについては、IPAとして取りまとめた結果を2011年6月20日に発表している。
http://www.ipa.go.jp/about/press/20110620.html

本件に関するお問い合わせ先

IPA 技術本部 セキュリティセンター 勝見/中野
Tel: 03-5978-7530 Fax: 03-5978-7546 E-mail: 電話番号:03-5978-7530までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部 広報グループ 横山/大海
Tel: 03-5978-7503 Fax: 03-5978-7510 E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。