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9月のIPAの活動(2011年9月)

IPA情報発信第89号の内容

Ⅰ.今月のトピックス

Ⅱ.セキュリティセンター

Ⅲ.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

Ⅳ.国際標準の推進

Ⅴ.IT人材育成

Ⅰ.今月のトピックス

1.「IPAフォーラム2011」開催のご案内

(担当理事:田中、担当部長:高田)

IPAは、10月27日(木)、明治記念館(東京都港区)において「IPAフォーラム2011」を開催します。本フォーラムは、IPAが取り組んでいる様々な活動の紹介とその成果の普及を図るとともに、国内外の最新のIT分野の活用事例などを収集、紹介することにより、わが国のIT産業の発展およびIT活用の促進に貢献することを目的としています。


本フォーラムでは、以下を実施する予定です。

・ 情報セキュリティ、ソフトウェア・エンジニアリング、IT人材育成および国際標準推進に関する講演・パネルディスカッション

・ 「第7回IPA情報セキュリティ標語・ポスターコンクール」、「中小ITベンダー人材育成優秀賞」、「SEC journal論文賞」の各授賞式


IPAフォーラム2011の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/event/ipaforum2011/index.html



2.ソフトウェア品質監査制度(仮称)のフレームワークに関する提案(中間報告書)の公開

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、ソフトウェア品質監査制度(仮称)の枠組みを「ソフトウェアの品質説明力強化のための制度フレームワークに関する提案(中間報告)」として9月30日(金)に公開しました。

2010年3月、産業構造審議会情報経済分科会情報システム・ソフトウェア小委員会において「第三者による検証・妥当性確認のフレームワークの必要性」が示されました。

IPAは、これを受け、ソフトウェア品質監査制度(仮称)の枠組みを検討するために部会を開催し、討議を行ってきました。2010年11月から2011年6月までの討議の結果をまとめたものが本報告書です。

2013年のソフトウェア品質監査制度(仮称)の運用開始に向け、制度の内容検討を引き続き行います。

なお、本報告書は、8月に実施したパブリックコメントでの指摘に対応したものです。


「ソフトウェアの品質説明力強化のための制度フレームワークに関する提案(中間報告)」については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/reports/20110930.html



3.Ruby言語の国際標準化へ一歩前進

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:田代)

IPAは、Ruby言語の標準仕様について、Fast Track手続き*1による国際標準化をISO/IEC JTC 1*2 に申請していましたが、その国際投票が9月6日(火)に締め切られ、本申請が可決された旨連絡を受けました。

IPAは、この国際標準化のための申請をRuby言語がJIS X 3017として公示され日本国内での標準化が実現した直後の2011年3月に行なっていました。今回の投票結果は、有効投票全てが賛成というものであり、国際標準化の早期実現へ一歩前進したといえます。

IPAは、コメントに対応した修正を早急に施し、最終国際標準案としてJTC 1の投票にかけ、国際標準とする予定です。

  1. Fast Track手続き:国内規格に基づいて国際標準化への手続きを簡略化して進める手順。
  2. ISO/IEC JTC 1 (Joint Technical Committee 1): 国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議 (IEC)の第一合同技術委員会


4.ITパスポート試験での“パソコンを用いた試験”いよいよ開始
〜国家試験初となるCBT方式の導入により、通年での試験を実施〜

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:川口)

IPAは、本年11月からの実施を予定しているCBT方式によるITパスポート試験の開始に向け、申込開始日、試験開始日を以下のとおり決定し、9月22日(木)に公表しました。

(1) 受験申込開始 : 10月27日(木)12:00

※CBT方式による試験の専用サイトをIPAサイト上で公開

(2) 試験開始 : 11月25日(金)


試験会場ごとの試験開催日時、申込方法などの詳細については、10月27日(木)の受験申込開始と同時に、専用サイトにて公開します。

CBT方式による試験の開始によって、受験される皆様が都合の良い日時・会場を選択することが可能になるほか、受験申込みから試験結果の確認までが迅速になる(最短で試験日の前日まで申込みが可能になるとともに、試験当日に試験結果の確認が可能になる)ため、更に受験しやすくなります。


 

Ⅱ.セキュリティセンター

1.コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況(9月分および第3四半期)

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAは、2011年9月および第3四半期のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を取りまとめ、10月5日(水)に公開しました。公開内容の概要は、以下のとおりです。


(1) コンピュータウイルス届出概要

9月のウイルスの検出数*3届出数*4は、以下のとおりです。

検出数: 21,291個 (前月 25,143個 、前月比 15.3%の減少)
届出数: 906件 (前月 931件 、前月比 2.7%の減少)

(2) 不正アクセス届出概要

9月の不正アクセス届出の概要は、以下のとおりです。

不正アクセス届出件数: 7件 (前月 10件)
 うち、何らかの被害のあったもの: 5件 (前月 8件)
不正アクセスに関連した相談件数: 31件 (前月 37件)
 うち、何らかの被害のあったもの: 8件 (前月 13件)

(3) 相談受付状況

9月の受付総件数は、1,551件(前月:1,651件)となりました。

主な内訳は、以下のとおりです。

「ワンクリック請求」に関する相談: 477件 (前月 535件)
「偽セキュリティソフト」に関する相談: 2件 (前月 7件)
「Winny」に関連する相談: 19件 (前月 7件)

(4) インターネット定点観測状況

9月のインターネット定点観測、全10観測点での状況は、以下のとおりです。


期待しない(一方的な)アクセスの総数 108,576件(前月 106,910件)

延べ発信元数*5 45,285ヵ所(前月 46,101ヵ所)

1観測点、1日あたりの平均アクセス数 361件(前月 345件)

発信元 150ヵ所 (前月 149ヵ所)

9月の特徴は、3389/tcpへのアクセスが8月末に引き続き、9月末にも増加傾向を示したことです。3389/tcpは、RDP*6で用いられるポートであり、このポートとリモートデスクトップ機能を悪用する「Morto*7」と呼ばれるウイルスが見つかっています。リモートデスクトップ機能を使用されている方は、念のためウイルス対策を再確認するとともに、ログイン時のパスワード強化などの対策を実施することをおすすめします。


(5) 今月の呼びかけ

― ウイルスを使った新しいフィッシング*8詐欺に注意! ―


前月の呼びかけでは、「SpyEye」ウイルスによるインターネットバンキングの不正利用事件を取り上げましたが、この9月には異なる手口によるパスワードを盗み取る事例を確認しました。その手口は、既存のフィッシングの手口にウイルスを組み合わせた新しい手法です。IPAでは、実際の偽メールを入手し、ウイルスを解析しました。以下のURLでウイルスの概要と、被害に遭わないための対策を紹介しています。


コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況(9月分)の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/10outline.html

  1. 検出数:届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)。
  2. 届出数:同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1日何個検出されても届出1件としてカウントしたもの。
  3. 延べ発信元数:TALOT2の各観測点にアクセスしてきた発信元を単純に足した数を便宜上、延べ発信元数とする。ただし、同一発信元から同一の観測日・観測点・ポートに複数アクセスがあった場合は、発信元数を1ヵ所としてカウント。
  4. RDP(Remote Desktop Protocol):遠隔でWindows端末の操作ができるリモートデスクトップ機能などで使われるプロトコルのこと。
  5. Morto:RDPを悪用してWindows端末に感染するウイルスの一種。感染すると3389/tcpにポートスキャンを行いリモートデスクトップ機能が有効な端末を探索し、発見した端末に対してパスワードクラッキングを試みる。
  6. フィッシング(Phishing):金融機関などを装ったメールを送り、電子メールの受信者に偽のウェブサイトにアクセスするよう仕向け、住所、氏名、銀行口座番号などの個人情報を詐取する行為。


2.韓国インターネット振興院(KISA*9)とのトップ会談を実施
〜本年度の協力テーマはクラウドコンピューティングとスマートフォンにおけるセキュリティ〜

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAは、韓国インターネット振興院(以下KISA)とトップ会談を韓国・ソウルで実施したことを9月6日(火)に公表しました。

IPAとKISAは、定期会合の一環として、IPA理事長 藤江 一正とKISA院長 スー・ジョンリョル氏によるトップ会談を実施しました。この会談の結果、両組織におけるこれまでの協力関係について理解を深めるとともに、両組織に共通する取組みのメインテーマとしてクラウドコンピューティングとスマートフォンにおけるセキュリティとすることで合意しました。


韓国インターネット振興院(KISA)とのトップ会談実施の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20110906.html

  1. KISA(Korea Internet & Security Agency):韓国インターネット振興院。2009年7月23日にKorea Information Security Agency、National Internet Development Agency of Korea 、Korea IT International Cooperation Agencyの3団体が合併して設立。


3.届出された脆弱性関連情報における連絡不能な製品開発者の一覧を公表
〜製品開発者との調整が滞っている脆弱性関連情報の対策を促進〜

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAおよびJPCERT/CC *10は、製品開発者と連絡が取れず調整が滞っている脆弱性関連情報について、「連絡不能開発者一覧」として9月29日(木)に公表しました。

IPAとJPCERT/CCは、2004年7月から、経済産業省の告示の下で、脆弱性関連情報届出制度を運営しており、ソフトウェア製品の脆弱性関連情報の届出を受け付けるとともに、製品開発者に対して調査と対策を依頼しています。2011年6月末時点で取扱い中の案件が436件あり、その中には製品開発者と連絡が取れず調整が滞っている案件が存在しています。このたび、「連絡不能開発者一覧」を公表したのは、ソフトウェア製品の脆弱性対策が開発者と連絡不能のまま滞ることを避けることにより、ソフトウェア製品の利用者が被害を受ける可能性を低減するためです。

脆弱性関連情報届出制度の実効性を高めるため、IPA、JPCERT/CCは、製品開発者に対し脆弱性が発見された際の連絡先の明示および連絡体制の確立を求めています。


届出された脆弱性関連情報における「連絡不能製品開発者一覧」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20110929.html

  1. JPCERT/CC(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center):一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター。


4.国内情報セキュリティ産業の活性化に向けた施策の検討結果を公開

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAは、日本の情報セキュリティ産業の構造や課題について調査分析し、その活性化のために有効と考えられる施策の検討結果を取りまとめ、9月30日(金)に公開しました。

IPAでは、2008〜2009年度に実施した「情報セキュリティ産業の構造に関する基礎調査」の成果を踏まえ、「情報セキュリティ産業の構造と活性化に関する調査」を実施しました。

今回の調査では、以下の3項目の調査および検討を行いました。

・ 実態調査:日本および主要国・地域の現状や実例の調査

・ 活性化施策を検討するための調査:情報セキュリティ産業の活性化に資すると考えられる施策の仮説設定と検証

・ 検討委員会による施策の検討:産業政策などの専門家や業界有識者などによる調査結果の評価および施策仮説の検討

IPAは、今回明らかになった情報セキュリティ産業の構造的問題や、その活性化と発展のための課題について、関係各方面と協調連携しながら今まで以上に解決に向け取り組んでいきます。


国内情報セキュリティ産業の活性化に向けた施策の検討結果の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20110930.html



5.「東日本大震災に乗じた標的型攻撃メールによるサイバー攻撃の分析・調査報告書」の公開
〜ゼロデイ攻撃や情報窃取に加え、心理的にも巧妙化しつつあるサイバー攻撃の実態を分析〜

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAは、脆弱性を利用した新たな脅威の実態把握と対策促進のため、「東日本大震災に乗じた標的型攻撃メールによるサイバー攻撃の分析・調査報告書」を9月29日(木)に公開しました。

近年、コンピュータウイルスの機能が高度化・複雑化する一方、ソーシャルエンジニアリング*11などを利用した技術面以外の手口も巧妙化してきています。IPAは、東日本大震災や福島第一原子力発電所事故に対する人々の恐怖や関心を悪用したサイバー攻撃について調査を行い、本報告書に取りまとめました。主な概要は、以下のとおりです。

(1) 今回分析したウイルスの特徴

 ・ 感染すると端末内の情報(OS情報やディスク情報など)が窃取される。

 ・ ウイルス自身が更新される。

 ・ 攻撃時点ではセキュリティパッチが公開されていない脆弱性を悪用している。

(2) 有効な対策

 ・ メールの送信元を確認するとともに、一見自然なメールでも慎重に判断・対応する。

 ・ 各種ソフトウェアを定期的にアップデートする。

 ・ 入口対策・出口対策を実施する。

IPAは、本報告書の活用により、今後同様のサイバー攻撃が発生した際の被害が低減されることを期待しています。


「東日本大震災に乗じた標的型攻撃メールによるサイバー攻撃の分析・調査報告書」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20110929_2.html

  1. ソーシャルエンジニアリング:人間の心理・行動の隙を突くことで情報を不正に取得する手段。



Ⅲ.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

1.平成22年度モデルベース開発技術部会報告書の公開

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、「平成22年度モデルベース開発技術部会報告書」を9月30日(金)に公開しました。

産業界でのモデルベースを活用した取組みを推進していくために、IPAでは「モデルベース開発技術部会」を設置し、モデルベース開発技術において未開拓な技術領域の確立、応用領域の拡大、人材の確保に資する活動に関連する業界団体・民間団体とも連携の上で実施しています。本報告書は、本部会の平成22年度活動成果および関連調査結果をとりまとめたものです。


「平成22年度モデルベース開発技術部会報告書」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/reports/20110930_2.html



2.ASIF主催/SEC共催セミナーの開催

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、車載組込みシステムフォーラム(ASIF)と共催で、2011年度第2回ASIFスキルアップセミナー「品質を高める組込みソフトウェア開発プロセスと車載開発における実践」を9月13日(火)に愛知県産業労働センター(ウインクあいち)(愛知県名古屋市)で開催しました。

本セミナーでは、組込みソフトウェア開発における開発プロセスを整備したいと考えているプロジェクトマネージャ、品質管理者を対象に、品質を確実なものにするための組込みソフトウェア開発プロセスの解説と、車載ソフトウェアのプロセス改善活動の実際の取組みを紹介し、約80名の方に参加いただき、「現行プロジェクトのプロセスを明確にする指針が分かった」、「品質確保のプロセスを改めて理解できた」などの意見・感想をいただきました。これらの意見・感想を今後のIPA成果普及活動に活かしていきます。


ASIF主催/SEC共催セミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2011/20110913.html



3.「第10回情報科学技術フォーラム(FIT*122011)in 函館」で講演

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、9月8日(木)に函館大学(北海道函館市)で行われた「第10回情報科学技術フォーラム(FIT2011)」(主催:FIT委員会主催)にIPA研究員を派遣し講演を行いました。

IPAでは、ソフトウェア開発プロジェクトの基本要素(規模、工数、工期や信頼性など)の実績データをプロジェクト情報と合わせて収集すると共に、それらの分布や要素間の関係などの分析を行っています。このたび、ソフトウェア品質向上につながる新たな分析手法の検討などを目的に、函館大学や外部機関との共同でこれらの蓄積データの有効活用を図る仕組みを確立しました。講演では、「ソフトウェア開発データの分析に基づくエンジニアリング研究の推進 〜収集データの活用に向けたIPA/SECの取組み〜」というテーマでこれらの取組みの概要とデータ活用事例を紹介し、約20名の方に参加いただきました。


「第10回情報科学技術フォーラム(FIT2011)」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/fit/fit2011/index.html

  1. FIT(Forum on Information Technology)


4.「第2回情報セキュリティ普及・啓発セミナー」で講演

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、9月14日(水)に沖縄県立博物館(沖縄県那覇市)で行われた「第2回情報セキュリティ普及・啓発セミナー」(主催:特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構)にIPA研究員を派遣し講演を行いました。

講演は、「プロセス改善」の必要性は感じているがどこから始めれば良いのかわからないという方を対象に、「関係者の気付きから始めるプロセス改善」というテーマで行いました。約50名の方に参加いただきました。


「第2回情報セキュリティ普及・啓発セミナー」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://from-okinawa.org/sec/seminar201102.html



5.「第11回システム検証セミナー」で講演

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、9月9日(金)に東京ドームホテル(東京都文京区)で行われた、「第11回システム検証セミナー」(主催:株式会社ベリサーブ)にIPA研究員を派遣し講演を行いました。

講演は、「品質説明力強化と第三者検証の役割」というテーマで、市場における品質に対する考え方の変化に対応して経済産業省とIPAが検討を進めている「ソフトウェア品質監査制度(仮称)」についての概説と第三者による検証・妥当性確認の役割と重要性についての解説を行いました。約130名に参加いただき、「今後の制度化の方向性に関心を持った」、「以前公開したいたものを読んでいたが、そのとき誤解していた点を解消できた」という意見・感想をいただきました。


「第11回システム検証セミナー」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.veriserve.co.jp/solution/seminar/seminar_2011.html



6.「形式手法*13導入パイロット教育研修」を開催

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、9月5日(月)〜6日(火)に経済産業省北海道経済産業局、北海道、(地独)北海道立総合研究機構と共催で「形式手法導入パイロット教育研修」をR&Bパーク札幌大通サテライトHiNT(北海道札幌市)で行いました。


この研修は、開発現場における問題点を改善・解決したいと考えているプロジェクトメンバーの方を対象としたものです。形式手法の容易な導入のためIPAが開発した教材を用い、開発現場での導入についての研修を実施しました。本研修には約30名の方に参加いただきました。


「形式手法導入パイロット教育研修」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.hkd.meti.go.jp/hokim/20110722/index.htm

  1. ソフトウェア開発(特に上流工程)に関わる人々の間におけるコミュニケーションミスを最小限にするための方法論およびそのための記述方法。


7.「組込みソフトウェア品質研究シンポジウム2011」で講演

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、9月27日(火)にメルパルクNAGANO(長野県長野市)で行われた「組込みソフトウェア品質研究シンポジウム2011 〜ドキュメントが創るソフトウェア品質〜」(主催:長野高専技術振興会他)にIPA研究員を派遣し講演を行いました。

長野工業高等専門学校(国立長野高専)では、組込みソフトウェアの品質の向上のために、開発ドキュメントに注目し、その品質に関する取組みを行っています。本講演では、「ドキュメント品質の確保から始まる品質説明力の強化」というテーマで行い、約70名の方に参加いただきました。


「組込みソフトウェア品質研究シンポジウム2011」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://mdes.nagano-nct.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=13



8.SECセミナー開催報告(2011年9月)

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

IPAは、事業成果を広く普及・啓発することを目的としたセミナーを実施しています。9月は、以下の日程でIPA会議室(文京区)にて実施しました。

・ プロセス改善の基礎とアセスメントモデルSPEAK-IPA紹介
   〜セルフアセスメントを体験してみよう〜

日時:9月5日(月)

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2011/20110905.html

・ ITプロジェクトの見える化と定量的品質管理

日時:9月16日(金)

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2011/20110916.html

・ ソフトウェア開発データ白書と定量データの活用法

日時:9月26日(月)

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2011/20110926.html




Ⅳ.国際標準の推進

1.「RubyWorld Conference 2011」の開催

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:田代)

IPAは、RubyWorld Conference開催実行委員会*14との共催により、「RubyWorld Conference 2011」を9月5日(月)から6日(火)に「くにびきメッセ」(島根県松江市)で開催しました。

本カンファレンスでは、Rubyを利用する機会の拡大、より幅広い利用分野への創出を目的に、技術動向、ビジネス利用事例、国際標準化に関するセッションが行われました。各セッションには、2日間で延べ1,000人の参加があり、熱心に聴講していました。

「IPA 標準化セッション」では、以下の講演とパネルディスカッションを行いました。

・ 「Ruby標準化の進捗状況及び今後の予定」

中田 育男氏(Ruby標準化検討WG委員長、筑波大学名誉教授)

・ 「ISO/IEC JTC 1/SC 22/WG 23 Programming Language Vulnerabilities」 Jim Johnson氏(米国国防総省)

・ パネルディスカッション「標準戦略次の一手」

パネラー:中田育男氏、Jim Johnson氏、橘俊男氏(楽天株式会社)、田代秀一(IPA センター長)

モデレーター:岡田良太郎(IPA 非常勤研究員)


「RubyWorld Conference 2011」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.rubyworld-conf.org/

  1. RubyWorld Conference 開催実行委員会:構成団体は以下の10団体。合同会社Rubyアソシエーション、島根県、松江市、国立大学法人島根大学、独立行政法人国立高等専門学校機構松江工業高等専門学校、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)松江貿易情報センター、財団法人しまね産業振興財団、社団法人島根県情報産業協会、しまねOSS協議会、経済産業省中国経済産業局。


2.国際会議「Open World Forum 2011」へ参加

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:田代)

IPAは、9月22日(木)から24日(土)にパリ(フランス)で開催されたOpen World Forum 2011に参加しました。

同フォーラムは、オープンなソフトウェアの普及を目指す国際会議であり、欧州を中心に、米国、ブラジル、アフリカ各国、中国、日本などから約1,000人が参加しました。

IPAは、日欧で協力しつつ検討を進めているOSS評価に関する標準的手法について報告するとともに、各国との情報交換を行いました。また、急遽、震災後のITの対応状況についてプレゼンを依頼され、8月にIPAに設置した「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム」で開始した調査の一部を報告しました。


「Open World Forum 2011」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.openworldforum.org/



3.「琉球ソフトウェアビジネス支援センター(SBC)開所記念シンポジウム」への参加
〜ソフトウェア品質評価への協力へ〜

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:田代)

IPAは、9月9日(金)に沖縄IT津梁パーク(沖縄県うるま市)で開催された「琉球ソフトウェアビジネス支援センター開所記念シンポジウム」(主催:社団法人沖縄県情報産業協会)に参加しました。

同支援センターは、沖縄県内IT企業に対するソフトウェア開発環境と素材の提供を目指すもので、IPAで開発中のソフトウェア評価用データベースを設置し、運用する予定になっています。

本シンポジウムでIPAは、欧州各国および中国、韓国と共同で検討を進めているOSS評価に関する標準的手法について講演し、成果普及に努めました。


「琉球ソフトウェアビジネス支援センター(SBC)開所記念シンポジウム」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ryukyu-soft.jp/centerinformation/57-20110909centeropensymposium.html



Ⅴ.IT人材育成

1.平成23年度秋期情報処理技術者試験の応募者数について

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:川口)

IPAは、平成23年度秋期情報処理技術者試験(所管:経済産業省、10月16日(日)実施)の応募者数を9月12日(月)に公表しました。

今回の秋期試験の応募者数は、前年同期比 82.8%の264,618名となりました。応募者数減少の要因については、東日本大震災の影響を受けて平成23年度春期情報処理技術者試験に代わり実施した平成23年度特別情報処理技術者試験の合格発表日から秋期試験の実施日までの期間が短く、受験者にとって十分な準備期間の確保が難しいことや、合格発表日以降の申込受付期間が夏休みと重なった影響などが考えられます。また、ITパスポート試験については、本年11月から実施を予定しているCBT方式による試験を前にして、応募が見送られたことも減少要因の一つと考えられます。

各試験区分の応募者数は、以下のとおりです。

 
試験区分 応募者数
(人)
前年度同期
応募者数(人)
前年同期比
(%)
ITパスポート試験 55,569 71,574 77.6
基本情報技術者試験 82,090 100,113 82.0
応用情報技術者試験 56,085 66,241 84.7
高度試験 70,874 81,635 86.8

ITストラテジスト試験 7,077 8,236 85.9
システムアーキテクト試験 9,954 12,553 79.3
ネットワークスペシャリスト試験 21,465 25,544 84.0
情報セキュリティスペシャリスト試験 26,539 28,989 91.5
ITサービスマネージャ試験 5,839 6,313 92.5
総数 264,618 319,563 82.8

応募者・受験者・合格者の推移など統計に関する詳しい情報は、次のURLをご覧ください。

http://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html



2.平成23年度特別情報処理技術者試験の採点講評の公開

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:川口)

IPAは、平成23年度特別情報処理技術者試験(所管:経済産業省、6月26日(日)および7月10日(日)実施)のうち、応用情報技術者試験および高度試験(午後問題)の採点講評を9月12日(月)に公開しました。今回公開しました採点講評が、情報処理技術者試験を受験された方、受験を予定される方の参考となることを期待しています。


平成23年度特別情報処理技術者試験の試験区分ごとの講評については、次のURLをご覧ください。

http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2011h23.html#23tokubetsu



3.ITPEC*15責任者会議の開催

(担当本部長:田中、担当本部長補佐:小川)

IPAは、ITPEC責任者会議をフィリピンの試験実施機関(PhilNITS*16)の協力を得て9月13日(火)にマニラ(フィリピン)で開催しました。ITPEC責任者会議には、6ヵ国の試験機関の責任者がIPAの招聘により集まり、ITPECの活動方針などを決定しています。

今回の会議では、特に、以下について議論されました。

・ ITPEC今後3年間の全体方針、ITPEC事務局機能

・ 相互認証協定の改訂

・ わが国からの効果的な支援方法

・ 試験のプロモーション方法、応募者の増加策

  1. ITPEC(IT Professionals Examination Council):ITプロフェッショナル試験協議会。アジア共通統一試験の実施に向けて2005年11月に日本とフィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、モンゴルの6か国の代表が創立。IPAは、情報処理技術者試験の実施ノウハウの移転を始め様々な技術支援を行っています。
  2. PhilNITS(Philippine National IT Standards Foundation):フィリピンでのアジア共通統一試験実施機関です。


4.2010年度「未踏IT人材発掘・育成事業」未踏(本体)の成果報告会の開催

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:大島)

IPAは、2010年度「未踏IT人材発掘・育成事業」未踏(本体)の成果報告会を9月23日(金)に富士ソフトアキバプラザ(東京都千代田区)で開催しました。

2010年度「未踏IT人材発掘・育成事業」未踏(本体)は、2010年12月に採択プロジェクトを決定し、その後の約8ヶ月間、プロジェクトマネージャ(PM)の指導のもとでプロジェクトを進めてきました。

成果報告会には、未踏(本体)の採択プロジェクト11件についての報告がありました。会場には延べ100名が参加され、成果報告に対する活発な質疑応答が行われました。