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11月のIPAの活動(2010年11月)

IPA情報発信第79号の内容

T.今月のトピックス

U.セキュリティセンター

V.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

W.IT人材育成

X.オープンなソフトウェア

T.今月のトピックス

1.行政刷新会議における事業仕分けおよび「独立行政法人の事務、事業の見直しの基本方針」

IPAは、11月に実施された行政刷新会議、事業仕分け第3弾の再仕分けの対象となり、11月18日(木)に評価を受けました。事業仕分けの結果を踏まえ、11月26日(金)に開催された第14回行政刷新会議で、「独立行政法人の事務、事業の見直しの基本方針」が承認されました。

同方針の中でIPAに関するものの概要は、以下のとおりです。


・情報セキュリティ対策等の推進

 情報セキュリティ対策業務の実施体制を見直し、予算の効率的な執行、人件費の節減等により一層のコスト削減努力を行い、重点化する(2011年度中に実施)。

・情報システムの信頼性の向上

 これまでの事業の成果が情報システムの信頼性の向上にどのように貢献したかを厳格に評価し、民間による事業の代替可能性を検討した上で、事業の在り方を抜本的に見直す。その際、適切な受益者負担の在り方も検討する(2012年度中に実施)。

・高度IT人材の育成(スキル標準等)

 情報処理技術者試験以外のIT人材の育成業務については、情報処理技術者試験の適切な運営に不可欠な業務など、民間では代替が困難な業務に特化し、他の業務は廃止する(2012年度中に実施)。

・高度IT人材の育成(情報処理技術者試験等)

 平成22年11月の事業仕分け結果を踏まえ、公的な試験という位置付けは維持しつつ、試験の企画業務(問題作成等)以外の試験実施の業務のすべてを民間で実施する。地方組織(6地方支部)は全廃する(2011年度中に実施)。

・オープン・クラウド環境整備

 緊急性、官民の役割分担を踏まえ、独立行政法人の事業としては廃止する(2011年度中に実施)。


今回の事業仕分けの詳細は、以下のURLをご覧ください。

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi14.html



2.「IPAクラウドセキュリティシンポジウム〜クラウドセキュリティ最前線〜」を開催

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、12月16日(木)、ベルサール八重洲(東京都中央区)において「IPAクラウドセキュリティシンポジウム 〜クラウドセキュリティ最前線〜」を開催します。

本シンポジウムは、クラウドコンピューティングにおけるセキュリティについての最新情報やIPAの国際的な取組みを紹介することによりクラウドの安全利用を啓発することを目的として開催するものです。国内外のクラウドセキュリティに関する有識者による講演、パネルディスカッションにより構成されています。


「IPAクラウドセキュリティシンポジウム」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101126.html



3.SECBOOKS「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」の発行

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、SECBOOKS「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」を11月30日(火)に発行しました。

IPA/SECは、2004年10月の発足以来、システム開発を定量的に評価(見える化)し、より効率的なものとするため、開発データの収集・精査・分析を継続しています。今回の「2010-2011年版」は、その成果を取りまとめた最新版です。

本書は、2009年までに収集した定量データをまとめ、総計2,584件のプロジェクトデータとして収録しています。IPAは、本書がソフトウェア開発に携わる発注者や受注者などに幅広く活用されることで、システム開発がより効率的に行われ、開発成果の品質向上に寄与することを期待しています。


本書の概要は、以下のとおりです(Amazon*1 にて購入できます)。

・定価:2,000円(1,905円 + 税)

・出版社:独立行政法人情報処理推進機構

・ISBN:978-4-990-53633-6


本書の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101130_2.html

  1. http://www.amazon.co.jp


U.セキュリティセンター

1.コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況(11月分)

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、2010年11月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を取りまとめ、12月6日(月)に公開しました。公開内容の概要は、以下のとおりです。


(1) コンピュータウイルス届出概要

11月のウイルスの検出数*2届出数*3は、以下のとおりです。

検出数:約 3.2万個(前月約3.4万個、前月比 7.2%の減少)
届出数:1,094件(前月996件、前月比 9.8%の増加)

(2) 不正アクセス届出概要

11月の不正アクセス届出の概要は、以下のとおりです。

不正アクセス届出件数:14件(前月14件)
 内、何らかの被害のあったもの:7件(前月 8件)
不正アクセスに関連した相談件数:45件(前月40件)
 内、何らかの被害のあったもの:12件(前月15件)

(3) 相談受付状況

11月の受付総件数は、1,692件(前月:1,813件)となりました。

主な内訳は、以下のとおりです。

「ワンクリック請求」に関する相談:483件(前月:603件)
「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談:18件(前月: 13件)
「Winny」に関連する相談:8件(前月: 7件)

(4) インターネット定点観測状況

11月のインターネット定点観測、全10観測点での状況は、以下のとおりです。


期待しない(一方的な)アクセスの総数83,479件(前月 93,749件)

延べ発信元数*438,329ヵ所(前月 38,826ヵ所)

1観測点、1日あたりの平均アクセス数278件(前月 302件)

発信元128ヵ所(前月 125ヵ所)

11月観測結果の特徴は、全体のアクセス数が減少した中、445/tcp*5 へのアクセスが増加したことです。これは、10月の下旬から海外の複数の発信元からのアクセスが増えたものでした。


(5) 今月の呼びかけ

「ウェブサイトを閲覧しただけでウイルスに感染させられる

“ドライブ・バイ・ダウンロード”攻撃に注意しましょう!」


“ドライブ・バイ・ダウンロード(Drive-by Download)”攻撃とは、ウェブサイトを閲覧しただけで、利用者のパソコンにウイルスを感染させる手法で、2009年から2010年に猛威をふるった「ガンブラー」はこのひとつです。この9月以降、同様の攻撃が相次いで発生しています。以下のURLに対処法を紹介していますので、引き続き注意してください。


コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況(11月分)の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/txt/2010/12outline.html

  1. 検出数:届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)。
  2. 届出数:同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1日何個検出されても届出1件としてカウントしたもの。
  3. 延べ発信元数:TALOT2の各観測点にアクセスしてきた発信元を単純に足した数を便宜上、延べ発信元数とする。ただし、同一発信元から同一の観測日・観測点・ポートに複数アクセスがあった場合は、発信元数を1ヵ所としてカウント。
  4. 445/tcp:Windowsにおいてファイル、プリンタの共有で使われているポート。過去にこのポートを悪用した脆弱性が報告されている。


2.「一太郎シリーズ」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、「一太郎シリーズ」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)に関する注意喚起を11月4日(木)に公表しました。

株式会社ジャストシステムが提供する「一太郎シリーズ」は、日本語ワープロソフトです。「一太郎シリーズ」は、文書を作成するソフトウェアの一つとして、日本国内で広く利用されています。今回公表された弱点が悪用されると、「一太郎シリーズ」で文書ファイルを直接、あるいはウェブブラウザやメール経由で開いたりした場合に、悪意あるプログラムが実行されてしまう可能性があります。対策方法は「開発者が提供する対策済みバージョンに更新する」ことです。


「一太郎シリーズ」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101104_2.html



3.任意のDLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性の注意喚起

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、DLL*6 /実行ファイル読み込みに関する弱点(脆弱性)に関する注意喚起を11月11日(木)に公表しました。

2010年9月から11月にかけて、複数のソフトウェアにおいてDLL/実行ファイル読み込み時における脆弱性*7の報告がIPAに多数寄せられ、これに基づいてソフトウェア開発者が脆弱性を修正、JVN*8 で脆弱性対策情報を公表したものが13件ありました。

IPAは、同種の脆弱性に関する届出・公表が続いていることから、この脆弱性が存在するソフトウェアが他にも数多く存在する可能性があると考え、ソフトウェア開発者向けに、脆弱性を作りこまないように注意喚起を発信することとしました。ソフトウェア開発者は、開発しているソフトウェアにおける本脆弱性の有無を確認し、存在する場合は修正してください。


DLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性の注意喚起の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101111.html

  1. DLL(Dynamic Link Library):ソフトウェアの一種で、複数のプログラムから共通に利用できるように種々の機能をプログラムとは分離して実装したもの。
  2. この脆弱性を利用した攻撃は「バイナリの植え付け(Binary Planting)」や「DLL のプリロード攻撃(DLL Preloading Attack)」などと呼ばれています。
  3. JVN(Japan Vulnerability Notes):脆弱性対策情報ポータルサイト。製品開発者の脆弱性への対応状況を公開し、システムのセキュリティ対策を支援しています。IPA、JPCERT/CCが共同で運営しています。http://jvn.jp/


4.「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツール V5.0」の公開

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、IPv6環境での検証機能の拡充をはじめ、使いやすさの向上などの機能強化を行った「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツールV5.0」を公開し、製品開発者を対象として11月25日(木)から貸出を開始しました。本ツールは、TCP/IP実装製品安全性向上のために、開発者がTCP/IPを実装したソフトウェアの脆弱性を体系的に検証するもので、2008年2月から提供を行っています。


「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツール V5.0」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101125.html


また、本ツールの公開に合わせて、本ツールが検証対象とする既知の脆弱性を解説している「TCP/IPに係る既知の脆弱性に関する調査報告書」の改訂を行い、改訂第5版として公開しました。


本報告書の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/vuln/vuln_TCPIP.html



5.「SIP*9 に係る既知の脆弱性検証ツール V2.0」の公開

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、検査スコープやテスト内容の深さを格段に拡張した「SIPに係る既知の脆弱性検証ツール V2.0」を公開し、製品開発者を対象として11月30日(火)から貸出しを開始しました。本ツールは、SIP製品開発者がSIPを実装したソフトウェアの脆弱性を体系的に検証するもので、2009年4月から提供を行っています。

今回のツールの機能強化にあたっては、DoS攻撃によるSIPサービスの妨害に関連する問題を中心に、検証可能な脆弱性を新たに5つ追加し、脆弱性検証に使用するシナリオ*10 数を前バージョンの31シナリオから265シナリオに増加しました。


「SIPに係る既知の脆弱性検証ツール V2.0」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101130.html

  1. SIP(Session Initiation Protocol):セッション開始プロトコル。IP電話、テレビ電話などマルチメディアをリアルタイムで双方向通信する際に使用されているプロトコル。
  2. 各検証項目を構成するテスト項目で、検証ツールの動作をパターン化したもの。


V.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

1.SECセミナー「ESxR*11適用事例 ワークショップ」の開催

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、「ESxR(ソフトウェア開発リファレンス)」の導入事例を紹介したワークショップを11月12日(金)にIPA会議室(東京都文京区)で開催しました。

ESxRとは、品質の高いソフトウェアを効率よく開発することを目的としてIPAが提案している組込みシステムの開発ガイドラインの総称です。ESCR(組込みソフトウェアコーディング作法ガイド)、ESMR(組込みソフトウェア開発プロジェクトマネジメントガイド) 、ESPR(組込みソフトウェア開発プロセスガイド)などからなります。

本セミナーでは、以下の内容について、講演しました。

・ ESMR/ESPRを活用したプロセス改善

・ コーディング規約の作成・運用と静的解析ツールの活用

・ ESCR(組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C++言語版])の紹介

ETSS*12 (組込みスキル標準)導入推進者向けガイドによるスキルの棚卸し

約60名の参加があり、講演後には講師への質問、意見交換が活発に行われました。


本セミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2010/20101112d.html

  1. ESxR(Embedded System development eXemplar Reference)
  2. ETSS(Embedded Technology Skill Standard)


2.SECセミナー「システム基盤における上流工程での非機能要求合意を目指して」の開催

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、「非機能要求グレード*13 」を紹介したセミナー「システム基盤における上流工程での非機能要求合意を目指して」を11月12日(金)にIPA会議室(東京都文京区)で開催しました。

非機能要求とは、システム開発にあたってユーザ企業が解決しようとしている業務実現に関する要求(業務フローや業務データの処理など)以外の要求をいいます。具体的には、応答時間、障害発生時の復旧時間、機能拡張に対する柔軟性などがあります。

「非機能要求グレード」とは、システム基盤に対する非機能要求について段階的な選択肢を提示し、メニュー化したもので、情報システムを開発する際に、受発注者双方がより効果的かつ正確に要求の認識合わせができるようにするために提案したものです。

本セミナーには、システム基盤の設計・運用に携わる方や要求定義を担当する方など、約60名の参加がありました。


本セミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2010/20101112n.html

  1. http://sec.ipa.go.jp/reports/20100416.html


3.JEITA・IPA/SECエグゼクティブセミナー「組込みソフトウェア開発力強化に向けて」の開催

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)と共催で「組込みソフトウェア開発力強化に向けて」についてのセミナーを11月16日(火)にJEITA本部(東京都千代田区)で開催しました。

本セミナーでは、組込みソフトウェア開発が持つ9つの特徴と組込みソフトウェア開発部門の管理者がとるべき8つの行動指針を紹介しました。

本セミナーには、約30名の方が参加され、参加者相互の活発な意見交換が交わされました。


本セミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2010/20101116.html



4.SECBOOKS「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C++言語版]」の発行

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、SECBOOKS「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C++言語版]」を11月29日(月)に発行しました。

IPAは、国民生活の安心安全を確保するためには、家電製品や自動車など身の回りの製品に幅広く実装されている組込みソフトウェアの品質の維持・向上が必要不可欠であると捉え、その実現に向けた取組みを行ってきました。今回発行した「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C++言語版]」は、その取組みのひとつです。経験の浅い技術者でも品質の高いプログラムを記述できるよう以下の2点に着目し、コーディング作法やコーディングルールを整理、解説しました。

・プログラム品質向上のために、どのような点に注意して開発すればよいか

・プログラム品質向上のために、どのような記述方法でプログラムすればよいか


本書の概要は、以下のとおりです。

・定価:1,800円(本体1,714円 + 税)

・出版社:オーム社

・ISBN:978-4-274-50316-0


本書の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101129.html



5.国際会議「ISO/IEC JTC1/SC7 WG20 Interim Joint WG meeting」へ参加

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、11月1日(月)〜5日(金)にゲーサースバーク(アメリカ)で開催された国際会議「ISO/IEC JTC1/SC7 WG20*14 Interim Joint WG meeting」に研究員を派遣しました。

本会議では、ISO/IEC 33004(プロセスモデルの要求仕様)、ISO/IEC 29155(ITプロジェクト性能ベンチマーキング)およびISO/IEC 29148(要求工学)の審議に参加し、それぞれSECの事業成果である「プロセス改善」、「定量マネージメント」および「プロセス共有化」の国際規格への反映を図りました。


本国際会議の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.iso-architecture.org/ieee-1471/

  1. ISO/IEC JTC/SC7 WG20 (International Organization for Standard/International Electro-technical Commission ,Joint Technical Committee/ Subcommittee 7, Working Group 20):SC7では、システム技術とソフトウェア技術の国際規格を審議。WG20では、その中のソフトウェア技術者認証や知識体系を審議している。


6.「東北ITソリューションEXPO2010」で講演

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、11月11日(木)〜12日(金)にかけてアエル(宮城県仙台市)で開催された「東北ITソリューションEXPO2010」(主催:社団法人宮城県情報サービス産業協会(MISA*15)/日本情報振興協同組合(JIA*16)東北支部)に研究員を講師として派遣しました。

本イベントの基調講演のひとつとして、「組込み産業イノベーションの方向性」の標題で講演を行いました。本講演では、ITと融合した統合システム化が拡大している中、組込み産業を取り巻く環境の変化を概観しながら、組込み産業の進むべき方向性と将来像を展望しました。講演には、約60名の方が参加し、熱心に聴講されていました。

IPAは今後も、各地域に対して成果普及を図っていきます。


本イベントの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.tohoku-it-solution-expo.jp/index.shtml

  1. MISA(Miyagi Information Service Association)
  2. JIA(Japan Information Associates)


W.IT人材育成

1.平成22年度秋期情報処理技術者試験(ITパスポート試験、基本情報技術者試験)の合格発表

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:川口)

IPAは、平成22年度秋期情報処理技術者試験(所管:経済産業省、10月17日(日)実施)のうち、ITパスポート試験及び基本情報技術者試験の合格者を11月18日(木)に発表しました。

試験区分ごとの状況は、以下のとおりです。

試験区分 応募者数 受験者数 受験率(%) 合格者数 合格率(%)
ITパスポート試験 71,574 60,056 83.9 31,161 51.9
基本情報技術者試験 100,113 73,242 73.2 17,129 23.4

※受験率=受験者数/応募者数、合格率=合格者数/受験者数


ITパスポート試験は、2009年の創設以来、応募者累計が25万人、合格者累計が10万人を超える(応募者累計数:253,955名、合格者累計数:112,879名)とともに、10代から80代に至るまでの幅広い年齢層の合格者が出ており、情報技術の基礎知識を問う国家試験として定着してきています。


応募者・受験者・合格者の推移など統計に関する詳しい情報については、次のURLをご覧ください。

http://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html


ITパスポート試験および基本情報技術者試験以外の合格発表は、12月20日(月)12:00に行う予定です。



2.「中小IT人材育成 最適事例セミナー」の開催報告

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:網野)

IPAは、「中小IT人材育成 最適事例セミナー」を11月17日(水)にIPA会議室(東京都文京区)で開催しました。本セミナーは、今年創設された「中小ITベンダー人材育成優秀賞」の受賞3社をはじめ、惜しくも受賞から漏れた同賞応募企業における優れた人材育成の取組みも好事例として広く紹介・共有することにより、わが国の中小ITベンダーおよび関係各企業の人材育成に貢献することを目的として開催されたものです。

本セミナーには、「中小ITベンダー人材育成優秀賞」に応募された企業を含め27組織46名に参加いただきました。


「中小ITベンダー人材育成 最適事例セミナー」に関する詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/award/vendor2010/seminar.html



3.第10回アジア共通統一試験の実施

(担当本部長(本部長):田中、担当参事:小川)

アジア6ヶ国*17による「第10回アジア共通統一試験*18」が10月31日(日)に実施されました。

本試験は、共通の基準で技術者を評価することにより、アジアにおける質の高いIT人材の確保や流動化を図ることを目的として実施しています。本試験は、日本の情報処理技術者試験制度に基づいたものであり、IPAは、当初から試験問題の作成支援・提供、試験支援システムの提供などの協力を行っています。

今回の試験では、本年春に引き続きITパスポート試験相当および基本情報技術者試験相当を実施しました。応募者数は、1,810名でした(昨年秋試験の応募者数1,812名)。IPAは、引き続きアジア共通統一試験の実施を支援していきます。

  1. フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、モンゴルが参加。
  2. 第10回アジア共通統一試験:同一日の、同一時間に、同一問題を使用して実施する6ヶ国共通の統一情報処理技術者試験で、4月、10月の年2回実施。内容は、ITパスポート試験相当、基本情報技術者試験相当。


4.「ESPer2010」の開催

(担当理事:仲田、担当センター長:大島)

IPAは、「ESPer2010(主催:ESPer2010実行委員会)」を11月20日(土)に大手町サンスカイルーム(東京都千代田区)で共催しました。

「ESPer」は、未踏事業関係者によって自発的に発足した「ESPer実行委員会」が主催するもので、未踏出身者および未踏関係者のコミュニティ活性化のためのイベントです。6回目を迎えた今回、IPAは、昨年同様共催者として運営に携わりました。

未踏クリエータOB、現未踏クリエータ、未踏PM、IT企業、ベンチャーキャピタリストや未踏志望者など112名が参加し、人的交流、技術交流、事業化のきっかけ作りなどのための意見交換、情報交換を行いました。

プログラムは、未踏PMで東京大学名誉教授の竹内郁雄氏による「未踏人材エコシステムへの期待」と題した基調講演、新旧スーパークリエータ6名によるライトニングトーク*19 形式のプレゼンテーション、「企業内エンジニアと起業組エンジニア」によるパネルディスカッションなど、多彩な内容のセッションが行われました。

各セッションでは、熱心な質疑や議論が行われ、盛況のうちに終了いたしました。


「ESPer2010」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://mitou.myht.org/modules/eguide/event.php?eid=46

  1. ライトニングトーク(lightning talk):カンファレンスやフォーラムで行われる短いプレゼンテーションのこと。持ち時間は、概ね5分以内とされている。


X.オープンなソフトウェア

1.「第9回北東アジアOSS推進フォーラム」を開催

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAおよび日本OSS推進フォーラム(代表幹事:富士通株式会社 執行役員副社長 佐相 秀幸)は、11月3日(水)〜4日(木)にソウル(韓国)で開催された「第9回北東アジアOSS推進フォーラム」に共催団体として参加しました。

北東アジアOSS推進フォーラムは、日本OSS推進フォーラム、中国OSS推進連盟および韓国OSS推進フォーラムが協調し、各国におけるOSSの普及・発展に向けた活動を2004年から行っています。今回のフォーラムは、昨年東京(日本)で開催された会合に続く第9回会合であり、各国の産・官関係者からの講演、ワーキンググループ(WG)*20 の活動報告、各国で選ばれたOSS貢献者の共同表彰などが行われ、約200名が参加しました。次回フォーラムは、2011年に中国で開催される予定です。


「第9回北東アジアOSS推進フォーラム」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101105.html

  1. 北東アジアOSS推進フォーラムには、①「WG1:技術開発・評価」、②「WG2:人材育成」、③「WG3:標準化・認証研究」の3つのワーキンググループ(WG)が設置され、各WGにおいて専門的な議論が行われている。


2. 「プログラミング言語Ruby」のJIS原案承認および公開

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

「プログラミング言語 Ruby」のJIS原案が日本工業標準調査会(JISC*21 )情報技術専門委員会で11月19日(金)に承認されました。本原案は、IPAが標準仕様を整理し、原稿執筆を進めてきたものです。

承認されたJIS原案は、WTO/TBT協定*22 に基づいた意見受付のためにJISCのサイトで11月22日(月)に公開されました(受付期間:2011年1月20日(木)まで)。この手続き終了後、「プログラミング言語 Ruby(JISX3017)」として公示され、その後IPAは、JIS標準化されたRuby仕様に基づいてRubyの国際標準化を進めていきます。


プログラミング言語RubyのJIS原案および意見受付の詳細については、次のURLの標準化(意見受付公告)のページからご覧ください。

http://www.jisc.go.jp/

  1. JISC(Japanese Industrial Standards Committee)
  2. WTO/TBT協定(World Trading Organization/Technical Barriers to Trade):世界貿易機関協定の一部である貿易の技術的障害に関する協定。全ての加盟国に以下の義務を課している。①相手国によって差別的に国内規格を適用してはいけない。②国内規格は、正当な理由がない限り国際貿易上の不要な障害を目的としてはいけない。③国内規格は、正当な理由がない限り国際規格を基礎としなければならない。


3.「Open Source Research Workshop in East Asia」で講演

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAは、11月26日(金)に島根大学(島根県松江市)で開催された特別セミナー「Open Source Research Workshop in East Asia」(主催:島根大学、共催:IPAなど)において、「Open Source Policy in Japan」の標題で講演を行いました。

本ワークショップでは、日本、中国、韓国、ベトナムにおけるOSSへの取組みについて、各国からの講演と意見交換が行われました。翌11月27日(土)開催の「オープンソースカンファレンス2010 Shimane*23 」と合わせて多数の参加者があり、熱心に聴講していました。


「Open Source Research Workshop in East Asia」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://albatross.soc.shimane-u.ac.jp/oss/seminar2010.html

  1. http://www.ospn.jp/osc2010-shimane/


4.OSSオープン・ラボを利用した地域における体験型研修を実施

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAは、OSSオープン・ラボを利用した体験型研修を以下の2箇所で実施しました。本研修は、地域の会場の実習用PCからインターネットを経由し、IPA内のOSSオープン・ラボに予め構築された研修用教材を使って行うものです。これにより、OSS環境を自前で持てない地域でもOSS人材育成のための研修が可能になりました。会場に参加したそれぞれ約20名の受講生は、体験学習により理解を深めることができたと大変好評でした。

日本PostgreSQLユーザ会東北支部セミナー*24

(日時:11月20日(土) 13時〜17時、場所:仙台ソフトウェアセンター)

日本PostgreSQLユーザ会九州支部セミナー*25

(日時:11月27日(土) 14時〜17時30分、場所:福岡ソフトウェアセンター)

  1. 日本PostgreSQLユーザ会東北支部セミナー:
    http://www.tohoku.postgresql.jp/index.php?%C5%EC%CB-%CC%BB%D9%C9%F4%A5%BB%A5%DF%A5%CA%A1%BC2010
  2. 日本PostgreSQLユーザ会九州支部セミナー:
    http://atnd.org/events/9698