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7月のIPAの活動(2010年7月)

IPA情報発信第75号の内容

T.今月のトピックス

U.セキュリティセンター

V.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

W.IT人材育成

X.ソフトウェア開発

T.今月のトピックス

1.「2010年度未踏IT人材発掘・育成事業」の公募を開始

(担当理事:仲田、担当部長:佐味)

IPAは、2010年度「未踏IT人材発掘・育成事業」未踏(本体)及び未踏ユースの公募を7月20日(火)から開始しました。公募の締め切りは、9月30日(木)です。

「未踏IT人材発掘・育成事業」とは、優れた能力と実績を持つプロジェクトマネージャ(PM)と連携して、ソフトウェア関連分野においてイノベーションを創出できる独創的なアイディア・技術と、これらを活用する能力をもつ優れた個人(スーパークリエータ)を発掘・育成するものです。

本事業の公募に関する説明会を7月28日(水)にIPA会議室(東京都文京区)にて開催しました。本事業に関する詳細な説明を行うことにより、応募を目指す参加者に対して本事業の理解を深めていただきました。


公募の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/koubo_index.html

2010年度の本事業プロジェクトマネージャは、次のURLで紹介しています。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/pm_index.html



2.「RubyWorld Conference 2010」の開催プログラム公開と参加者募集を開始

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAは、「RubyWorld Conference 2010」(RubyWorld Conference開催実行委員会との共催、9月6日(月)〜7日(火)松江市で開催予定)について、開催プログラムを公開するとともに、7月22日(木)から参加者の募集を開始しました。募集の締め切りは、8月20日(金)です。

IPAは、従来からRubyの国際標準化、自治体・企業などの情報システムへのRuby適用可能性に関する調査などに取り組んでいます。今回のカンファレンスでは、「Rubyの国際標準化」に向けた活動を紹介するとともに、原田節雄氏(財団法人 日本規格協会)やOnno氏(Ecma International*1)を迎えて講演を行っていただく予定です。


開催プログラムと参加申し込みの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.rubyworld-conf.org/ja/

  1. Ecma International:情報通信分野における国際的な標準化団体。旧称は、欧州電子計算機工業会(European Computer Manufacturers Association、ECMA)。


U.セキュリティセンター

1.コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況(7月分)

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、2010年7月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を取りまとめ、8月4日(水)に公開しました。公開内容の概要は、以下のとおりです。


(1) コンピュータウイルス届出概要

7月のウイルスの検出数*2届出数*3は、以下のとおりです。

検出数: 約 4.7万個 (前月約4.1万個 、前月比 15.9%の増加)
届出数: 1,209件 (前月1,245件 、前月比 2.9%の減少)

(2) 不正アクセス届出概要

7月の不正アクセス届出の概要は、以下のとおりです。

不正アクセス届出件数:14件(前月15件)
 内、何らかの被害のあったもの:9件(前月 13件)
不正アクセスに関連した相談件数:44件(前月77件)
 内、何らかの被害のあったもの:23件(前月50件)

(3) 相談受付状況

7月の受付総件数は、2,133件(前月:1,983件)となりました。

主な内訳は、以下のとおりです。

「ワンクリック不正請求」に関する相談:805件(前月:755件)
「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談:5件(前月: 7件)
「Winnyに関連する相談」3件(前月: 2件)

(4) インターネット定点観測状況

7月のインターネット定点観測、全10観測点での状況は、以下のとおりです。


期待しない(一方的な)アクセスの総数116,141件(前月*4 117,157件)

延べ発信元数 *550,845ヵ所(前月 46,800ヵ所)

1観測点1日あたりの平均アクセス数375件(前月 434件)

発信元164ヵ所(前月 173ヵ所)

7月は、6月と比較して5060/udp 、27649/udpへのアクセス数の増加が目立ちました。この内、5060/udpは、一般的にSIP*6 サーバで利用されているポートです。SIPサーバを運営されている場合は、念のため何らかの影響を受けていないか確認してください。


(5) 今月の呼びかけ

「この画面が出たら要注意!」

― 一向に減らないワンクリック請求の被害 ―


IPAに寄せられる「ワンクリック請求」に関する相談件数が2010年6月で累計2万件を超えました。2010年以降の相談件数は、毎月600件以上で推移して減少する気配がありません。以下のURLで被害に遭わないための注意点を解説していますので参考にしてください。


コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況(7月分)の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/txt/2010/08outline.html

  1. 検出数:届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)。
  2. 届出数:同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1 日何個検出されても届出 1 件としてカウントしたもの。
  3. 6月は、システム保守のため3日間観測を停止している。
  4. 延べ発信元数:TALOT2の各観測点にアクセスしてきた発信元を単純に足した数を、便宜上、延べ発信元数とする。ただし、同一発信元から同一の観測日・観測点・ポートに複数アクセスがあった場合は、発信元数を1ヵ所としてカウント。
  5. SIP(Session Initiation Protocol):IP電話などリアルタイム通信で用いられるプロトコル。


2.脆弱性対策情報データベース JVN iPedia の登録状況[2010年第2四半期(4月〜6月)]

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、2010年第2四半期(4月〜6月)の脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」(ジェイブイエヌ アイペディア)の登録状況をとりまとめ、7月21日(水)に公開しました。


今四半期の脆弱性対策に関する登録状況は、以下のとおりです。


今四半期(2010/2Q)前四半期(2010/1Q)
国内製品開発者から収集10 件3 件
JVN*7から収集38 件26 件
NVD*8から収集390 件333 件

       合計438 件362 件

「古い脆弱性対策情報についても定期的な確認と対策を」

古い脆弱性情報でも、時間経過と共に影響を受ける製品やベンダー情報などが更新される場合があります。古くからある脆弱性対策情報についても定期的に情報の更新を確認し、未対応の内容があれば早急に対応を実施するようにしてください。


JVN iPediaの登録状況については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2010q2.html

  1. JVN(Japan Vulnerability Notes):脆弱性対策情報ポータルサイト。製品開発者の脆弱性への対応状況を公開。IPAとJPCERT/CCが共同で運営。(http://jvn.jp/)
  2. NVD(National Vulnerability Database):NIST(National Institute of Standards and Technology:米国国立標準技術研究所)が運営する脆弱性データベース。
    (http://nvd.nist.gov/home.cfm)


3.ソフトウェアなどの脆弱性関連情報に関する届出状況[2010年第2四半期(4月〜6月)]

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPA及びJPCERT/CC *9は、2010年第2四半期(4月〜6月)の脆弱性関連情報の届出状況をとりまとめ、7月22日(木)に公開しました。


今四半期の脆弱性に関する届出状況は、以下のとおりです。


今四半期(2010/2Q)前四半期(2010/1Q)
ソフトウェア関連34 件32 件
ウェブサイト関連120 件139 件

       合計154 件171 件

ソフトウェア製品及びウェブサイトの脆弱性の修正件数は、以下のとおりです。


今四半期(2010/2Q)前四半期(2010/1Q)
ソフトウェア関連20 件6 件
ウェブサイト関連166 件232 件

       合計186 件238 件

ウェブサイトの脆弱性対策は、早急に実施してください。

ウェブサイトの脆弱性対応が長期間にわたる傾向があります。第2四半期中に修正が終了した166件中、112件(67%)は、ウェブサイト運営者に通知後対応終了までに91日以上経過したものでした。第2四半期終了時点で取り扱い中の651件中、315件(48%)は、2008年以前に届出があったものです。脆弱性の通知を受けたウェブサイト運営者は、早急に対応するようにしてください。


脆弱性の届出に関する詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2010q2.html

  1. JPCERT/CC(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center):一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター。


4.サポートが終了するWindowsを利用しているシステム管理者への注意喚起

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、7月13日(米国時間)にサポートが終了したマイクロソフト社の「Windows 2000 Server」について、このOSを利用しているシステム管理者に対し、サポートが継続しているOSへの迅速なバージョンアップ実施を呼びかけるための注意喚起を発しました。


「サポートが終了するWindowsを利用しているシステム管理者への注意喚起」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20100705.html



5.「脆弱性を狙った脅威の分析と対策について Vol.4」と「2009年度版脆弱性を利用した新たなる脅威の分析による調査(最終報告書)」の公開

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、情報窃取を目的として特定の組織に送られる不審なメール(標的型攻撃)の実態把握と対策促進のための調査レポートとして「脆弱性を狙った脅威の分析と対策について Vol.4」と「2009年度 脆弱性を利用した新たなる脅威の分析による調査 最終報告書」を7月29日(木)に公開しました。

近年、ソーシャルエンジニアリング*10マルウェア*11 などを利用した、脆弱性を狙った攻撃による被害が発生しています。IPAでは、従来からそれら攻撃への対策促進のため、「脆弱性を狙った脅威の分析と対策について」を公開しています。今回、2010年3月に発生した標的型攻撃の解析結果概要をVol.4として公開するとともに、6月に公開したVol.3の内容などと合わせて2009年度版最終報告書として公開しました。


「脆弱性を狙った脅威の分析と対策について Vol.4」及び「2009年度版 脆弱性を利用した新たなる脅威の分析による調査(最終報告書)」は、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/newthreat201007.html

  1. ソーシャルエンジニアリング:人間の心理的な隙や、行動のミスにつけ込んでセキュリティ上重要な情報を入手する手法。
  2. マルウェア:コンピュータウイルス、ワーム、スパイウェアなど被害を与えるために開発されたソフトウェアの総称。

6.情報セキュリティ技術ラボラトリーによるセミナーを開催

(担当理事:仲田、担当センター長:矢島)

IPAは、最近のセキュリティ上の課題や分析結果を基に、以下のセミナーをいずれもIPA会議室(東京都文京区)で開催しました。それぞれの概要は、以下のとおりです。

  

・「ウェブサイト運営者向けセキュリティ対策セミナー」 7月14日(水)

ウェブサイト運営者がウェブサイトを安全に運営するために気をつけるポイントを理解することを目的として、ウェブサイトに脆弱性が存在した場合に生じる被害や、WAF*12 の活用について紹介しました。


・「情報セキュリティ対策の自動化SCAPセミナー」 7月20日(火)

情報セキュリティ対策の自動化と標準化を実現する技術仕様である「SCAP *13」の目的や仕組みについて、国内外での最新動向やIPAでの活用事例を紹介しました。


・「組込み・制御システムセキュリティセミナー」 7月22日(木)

情報家電や自動車など今後ネットワークが深くかかわってくる組込みシステムや、24時間365日停止しないことを最重要課題としている制御システムにおいて、情報セキュリティを考えていくためのポイントを紹介しました。


情報セキュリティ技術ラボラトリーによるセミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/seminar/seminar.html

  1. WAF(Web Application Firewall)
  2. SCAP(Security Content Automation Protocol) 詳細は、http://nvd.nist.gov/scap.cfm


V.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

1.ソフトウェア・プロセス・エンジニアリング・シンポジウム2010(SPES2010)においてテクニカルセッションを実施

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、7月23日(金)に秋葉原UDX(東京都千代田区)で開催された、ソフトウェア・プロセス・エンジニアリング・シンポジウム2010(SPES2010、主催: 社団法人 情報サービス産業協会)に参加し、テクニカルセッションを実施しました。

本シンポジウムは、2003年から毎年開催されている、開発現場に軸足を置いた"現場による現場のためのシンポジウム" です。

IPAのテクニカルセッションでは、前半はSEC研究員による「データに基づくソフトウェア開発管理へのアプローチ」と題した講演、後半は参加者とSEC研究員との間での意見交換会を実施しました。約50名の方が参加し、活発な討論が行われました。


本テクニカルセッションの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2010/20100723.html



2.SECセミナー「プロセス改善ベストプラクティス」ワークショップを開催

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、実践的なソフトウェア開発プロセス改善について、dSPO*14 を基にしたワークショップを、演習・参加型形式で7月15日(木)にIPA会議室(東京都文京区)で開催しました。

本ワークショップでは、参加にあたってポジションペーパーの事前提出を必須とする一方、現場の方々が参加しやすいように18時からの開始としました。12名が参加し、充実したセッションが実現できました。


本ワークショップの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2010/20100715.html

  1. dSPO(dependability Software Process Optimization):株式会社ニルソフトウェアの伊藤昌夫氏が長年の経験と研究から提唱している開発プロセス改良の考え方。現在の開発プロセスの変更にあたって、達成目標、制約条件、達成基準などを明確にし、効果を計測しながらいくつかの段階の手順・調整を繰り返すことで設定した目的・効果を満たす最適なプロセスに到達できるとしている。


3.ESxR *15体験セミナー「組込みソフトウェアのプロジェクト計画書を作成する」を開催

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、「ESMR*16 :組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド[計画書編]」についてのセミナーを7月16日(金)にIPA会議室(東京都文京区)で開催しました。

本セミナーは、組込みプロジェクトの新任プロジェクトマネージャなどを対象としたもので、今回42名の参加がありました。前半では書籍の解説をし、後半ではプロジェクト計画書を作成する際の注意点などについてグループ演習を行ないました。


本セミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2010/20100716.html

  1. ESxR(Embedded System development eXemplar Reference):IPAが推進している組込みソフトウェア開発に関する各種ガイドラインの総称。ESCR(組込みソフトウェアコーディング作法ガイド)、ESPR(組込みソフトウェア開発プロセスガイド)、ESMR(組込みソフトウェア開発プロジェクトマネジメントガイド)などからなる。
  2. ESMR(Embedded System project Management Reference):組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド。


4.「形式的仕様記述を用いた高信頼ソフトウェア開発プロセスの研究とツール開発」計画キックオフ会議への参加

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、平成22年度戦略的基盤技術高度化支援事業で採択された「形式的仕様記述を用いた高信頼ソフトウェア開発プロセスの研究とツール開発」計画のキックオフ会議(7月8日(木)、JSTイノベーションプラザ北海道(北海道札幌市)で開催)に参加しました。この会議には、北海道経済産業局、北海道庁などの関係者を含め、約40名が参加しました。

本計画は、中小企業が形式手法の技術を修得し、高信頼な組込みソフトウェア開発を実現することをテーマとしており、北海道地区などの中小企業4社を中心に、国立大学法人 北海道大学、地方独立行政法人 北海道立総合研究機構、独立行政法人 産業技術総合研究所の協力のもと3年間にわたるプロジェクトです。

IPAは、形式手法の普及・展開を進めており、本計画を形式手法の適用事例の一つとして支援していきます。本計画では、組込みプロセス標準(ESPR*17 )や組込みスキル標準(ETSS*18 )の適用も予定されており、これらについても活動を支援していきます。

  1. ESPR(Embedded System development Process Reference):組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド。
  2. ETSS(Embedded Technology Skill Standards):組込みスキル標準。


5.ディペンダビリティ検証に関する海外関係機関先訪問調査の実施

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、6月28日(月)から7月2日(金)にかけて、情報システムの信頼性向上対策の検討・実証を推進している米国の代表的な以下の組織を訪問しました。この訪問で、IPAが進めている「検証可能な」ディペンダビリティに関する意見交換を行ないました。

・ マサチューセッツ工科大学(MIT*19 )宇宙工学研究科

・ 国立標準技術研究所 情報技術研究所 ソフトウェア・システム課(NIST/ITL/SSD*20)

・ カーネギーメロン大学 ソフトウェア工学研究所(CMU/SEI*21)

今回の訪問により、各組織との間でディペンダビリティに関する協業についての下地を築くことができました。IPAは、今後とも「検証可能な」ディペンダビリティに関する研究・調査活動を進めていきます。

  1. MIT(Massachusetts Institute of Technology)
  2. NIST/ITL/SSD(The National Institute of Standards and Technology / Information Technology Laboratory / Software and Systems Division)
  3. CMU/SEI(Carnegie Mellon University / Software Engineering Institute)


6.「形式手法適用調査」報告書を公開

(担当所長:松田、担当副所長:立石)

IPAは、「形式手法適用調査」報告書を7月29日(木)に公開しました。

形式手法は、「仕様の曖昧さを無くす」、「設計のミスを防ぐ」などの利点があることから、鉄道、航空、原子力発電などの制御システム開発において、高信頼性を担保するために有効な技術であると期待されています。

本報告書では、欧州を中心に海外調査を行い、形式手法を適用した海外のプロジェクト104件の中から、列車制御システム、航空管制システム、防潮堤制御システムなど12件の事例及び形式手法ツールベンダの調査結果などをまとめました。

IPAでは、形式手法を扱える技術者育成のための研修教材の提供をはじめ、国内における形式手法の適用を推進していく予定です。


「形式手法適用調査」報告書の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/reports/20100729.html



W.IT人材育成

1.「ITスキル標準プロフェッショナルコミュニティフォーラム2010(IPCF2010)」を開催

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:網野)

IPAは、「ITスキル標準プロフェッショナルコミュニティフォーラム2010(IPCF2010)」を7月9日(金) 、明治記念館(東京都港区)にて開催しました。延べ479名(前年度472名)の方に参加いただきました。

本フォーラムのプログラム概要は、以下のとおりです。

・ 「ITプロフェッショナルコミュニティ2010の開催にあたって 〜経済産業省「平成21年度IT人材育成強化加速事業(IT人材職種別モデルキャリア開発計画策定事業)」の紹介と本日の主旨〜」

・ 職種別キャリアパス講演「技術者の将来キャリアを見える化する」

・ 人材育成ノウハウ集の効果的な活用 〜人材育成サイドからみた提言〜

・ パネルディスカッション 「パラダイムシフトで拡大するIT産業の魅力」


IPCF2010の講演資料については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/siryou/ipcf2010Data.html



2.「中小ITベンダー人材育成優秀賞」応募受付を終了

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:網野)

IPAは、5月27日(木)から応募受付を開始した「中小ITベンダー人材育成優秀賞」の応募受付を終了しました。

書類による一次審査の結果は、8月上旬までに応募各企業に個別にお知らせし、委員の実査による二次審査を開始します。

受賞企業は、10月上旬に発表し、10月28日(金)開催予定のIPAフォーラムにて表彰、受賞記念講演をしていただく予定です。


「中小ITベンダー人材育成優秀賞」の審査体制などの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/award/vendor2010/



3.平成22年度春期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験及び高度試験)の採点講評を公開

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:川口)

IPAは、情報処理技術者試験を受験された方、受験を予定される方の参考としていただくため、平成22年度春期情報処理技術者試験(所管:経済産業省、4月18日(日)実施)のうち、応用情報技術者試験及び高度試験の採点講評を7月9日(金)に公開しました。


試験区分ごとの採点講評については、次のURLをご覧ください。

http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2010h22.html



4.「第10回産学人材育成パートナーシップ情報処理分科会」を開催

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:大島)

IPAが文部科学省及び経済産業省とともに事務局を務める、第10回「産学人材育成パートナーシップ情報処理分科会」を、7月28日(水)に、IPA会議室(東京都文京区)で開催しました。

本分科会は、2007年10月3日(水)に開催された「第1回産学人材育成パートナーシップ全体会議」を受け、人材育成のための取り組み、産学が協力して実施すべき取り組みやそれぞれの役割について、「情報処理」の分野での基本的方向性を議論するために設けられました。

第1回から第7回までの本分科会における検討により事業計画がとりまとめられ、第8回及び第9回分科会では、産学連携IT人材育成事業の今後の展開を中心に議論が行われました。

今回の第10回分科会では、これまでの取組みを踏まえ、経済産業省及び文部科学省の産学連携による人材育成施策について討議が行われました。


第1回〜第10回の分科会資料などについては、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/sangaku/index.html



5.「2009年度上期 未踏IT人材発掘・育成事業」において11名の「スーパークリエータ」を認定

(担当理事:仲田、担当部長:佐味)

IPAは、未踏IT人材発掘・育成事業の「スーパークリエータ」として11名(未踏(本体)3名、未踏ユース8名)の認定を行い、7月20日(火)に発表しました。これは、2009年度上期未踏IT人材発掘・育成事業で採択し支援した41件(未踏本体17件、未踏ユース24件)の中から、担当プロジェクトマネージャー(PM)による評価を基にIPAが認定したものです。


2009度上期認定「スーパークリエータ」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20100720_2.html



X.ソフトウェア開発

1.2010年度「日本OSS貢献者賞、日本OSS奨励賞」の推薦受付を開始

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAは、2010年度「日本OSS貢献者賞、日本OSS奨励賞」の推薦の受付を7月15日(木)から開始しました。締め切りは、8月31日(火)です。

「日本OSS貢献者賞」は、日本におけるOSS開発の振興を図ることを目的に、影響力のある開発プロジェクトを創造・運営した開発者や、グローバルプロジェクトにおいて活躍する卓越した開発者、OSS普及への貢献者を表彰するものです。本賞は、2005年度に創設し、今年度が第6回目となります。

「日本OSS奨励賞」は、過去一年間にOSSの開発や普及に顕著な活躍をした個人ないしグループを表彰するものです。本賞は、2009年度に新設し、今年度が第2回目となります。


2010年度「日本OSS貢献者賞、日本OSS奨励賞」の実施内容については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2010/contribute/ossaward2010.html



2. 「クラウドコンピューティング構築へのOSS及びオープンな標準の適用可能性調査」の結果を公開

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAは、「クラウドコンピューティング構築へのOSS及びオープンな標準の適用可能性調査」の結果のうち、以下の2件を7月8日(木)に公開しました。

OSS仮想化機構KVMについての調査*22

アプリケーション実行基盤としてのOpenJDKの評価*23


IPAは、企業・政府・自治体などで社内クラウドを構築するにあたって活用できるOSSの動向を調査するとともに、その機能や性能を評価し、OSSによるクラウドコンピューティング構築のための基礎資料を作成しています。今回、全部で4件実施している調査のうち2件を公開しました。以下の残り2件についても、近日中に公開する予定です。

・ 社内向けクラウド構築のために活用できるソフトウェアカタログ

・ クラウド運用管理ツールの基本機能、性能、信頼性評価


「クラウドコンピューティング構築へのOSS及びオープンな標準の適用可能性調査」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20100708.html

  1. http://ossipedia.ipa.go.jp/doc/207
  2. http://ossipedia.ipa.go.jp/doc/208


3.「オープンソースカンファレンス 2010 関西」においてセミナー及び展示を実施

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAは、7月9日(金)〜10日(土)に京都コンピュータ学院(京都府京都市)にて開催された「オープンソースカンファレンス 2010関西」(主催:オープンソースカンファレンス実行委員会)に参加し、セミナー及び展示を実施しました。

セミナーでは、「IPA オープンソフトウェア・センターのクラウドへの取り組み」をテーマに、「クラウドコンピューティング構築へのOSS及びオープンな標準の適用可能性調査」の結果を紹介するとともに、クラウドコンピューティングにおけるOSS活用のあり方について説明しました。

展示会場では、「OSS iPedia」及び「OSSオープン・ラボ」のデモンストレーションを行いました。

カンファレンスには、約1,200名の参加がありました。関西地区で活躍されているOSS関係者が多数参加し、OSS及びクラウドコンピューティングへの関心の高さが伺えました。


「オープンソースカンファレンス 2010関西」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ospn.jp/osc2010-kyoto/



4.Webサービス相互運用性関連JIS規格の公示

(担当理事:仲田、担当センター長:田代)

IPAオープンソフトウェア・センターが中心となって原案作成を進めてきたWebサービスの相互運用性に関するJIS規格が、7月20日(火)に公示されました。

SOAP*24WSDL*25UDDI*26などの「Webサービス技術」を推進する国際的な業界団体であるWS-I*27 は、Webサービス相互運用性拡大のためのガイドラインの検討を行い、その成果としてISO/IEC 29361:2008、ISO/IEC 29362:2008及びISO/IEC 29363:2008の三つの国際規格が2008年に制定・発行されました。

IPAは、これらの国際規格が国内のITベンダー及び国内のユーザーからもより容易に、広く活用されることを目指し、日本語への翻訳を行うとともに、JIS規格とするための作業に取り組んできました。このたび、この成果として次の3種のJIS規格が制定・公示されました。

・ JIS X 7361:2010 Webサービス相互運用性−WS-Iベーシックプロファイル 1.1

・ JIS X 7362:2010 Webサービス相互運用性−WS-I アタッチメントプロファイル 1.0

・ JIS X 7363:2010 Webサービス相互運用性−WS-I シンプルSOAPバインディングプロファイル 1.0


本JIS規格の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20100720.html

  1. SOAP(Simple Object Access Protocol):ソフトウェア同士がメッセージを交換するための通信規約の一種。
  2. WSDL(Web Services Description Language):Webサービスの持つ機能やその利用方法を記述するための言語仕様。
  3. UDDI(Universal Description, Discovery and Integration):Webサービスの内容、所在、所有者などを登録し、利用者が目的に合ったWebサービスを探し出せるようにする検索システム。
  4. WS-I(Web Services Interoperability Organization):Webサービス間の相互運用性の実現を目指して設立された国際的な業界標準化団体。