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11月のIPAの活動(2012年11月)

IPA情報発信第103号の内容

Ⅰ.今月のトピックス


Ⅱ.セキュリティセンター

Ⅲ.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

Ⅳ.国際標準の推進

Ⅴ.IT人材育成

Ⅵ.その他

Ⅰ.今月のトピックス

1.IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール 第8回受賞作品決定
〜過去最多の27,946点の応募作品から50の受賞作品を決定〜

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAは、「第8回IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール」の受賞作品を11月8日(木)に決定し、授賞式を11月17日(土)にアキバプラザ(東京都千代田区)で行いました。

本コンクールは、昨年より引続き経済産業省、今年度より警察庁、文部科学省はじめ、全国都道府県教育委員会連合会、全国市町村教育委員会連合会等からの後援を受け開催いたしました。

今年度は6月1日(金)から9月10日(日)までの募集期間内に、標語21,381点、ポスター2,954点、4コマ漫画3,611点の合計27,946点と、過去最多の応募作品がありました。IPAから最優秀賞および優秀賞として12点、韓国インターネット振興院(KISA)から6点、協力企業8社から企業賞として32点、計50点の受賞作品を決定しました。

入選作品は今後、IPAのウェブサイト、同パンフレット、「情報セキュリティ白書」等で公開し、情報セキュリティ対策に活用します。


IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール 第8回受賞作品の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20121108.html



2.第18回未踏IT人材発掘・育成事業「スーパークリエータ認定証授与式」を開催

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:大島)

IPAは、第18回未踏IT人材発掘・育成事業「スーパークリエータ認定証授与式」を、11月20日(火)にホテルサンルートプラザ新宿で開催しました。

「スーパークリエータ」とは、IPAが実施している「未踏IT人材発掘・育成事業」の中で特に優れた成果を収めた者を認定するもので、今回は6名がスーパークリエータに認定されました。

当日は、スーパークリエータ認定者への認定証授与のほか、スーパークリエータによる実施プロジェクトの紹介、有識者による特別講演などを行いました。

本授与式には、民間企業の方を含む約50名の方にご来場いただきました。参加者からは終了後、「非常にインパクトのある内容で、若い技術者のレベルの高さに驚きました」、「日本の宝を発掘する素晴らしいプロジェクトだと思いました」などの感想をいただきました。IPAでは、今後もスーパークリエータと民間企業の方との橋渡しをし、彼らの活躍がITによる社会の変革を興すことを期待しています。


第18回未踏IT人材発掘・育成事業「スーパークリエータ認定証授賞式」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/about/press/20121031.html


 

Ⅱ.セキュリティセンター

1.今月の呼びかけ「ネット銀行を狙った不正なポップアップに注意! 」
〜"乱数表"や"合言葉"の正しい使われ方を知り、自己防衛を〜

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:笹岡)

IPAは、情報セキュリティに関する今月の呼びかけを12月3日(月)に公開しました。呼びかけ内容は、以下のとおりです。


「ネット銀行を狙った不正なポップアップに注意!」

〜"乱数表"や"合言葉"の正しい使われ方を知り、自己防衛を〜


パソコンでインターネットバンキングにログインしようとすると、ウイルスが不正なポップアップ画面を表示して、合言葉や乱数表を利用者に入力させ、これらの情報を窃取しようとする新たな手口の犯行が発生しているとして、警察庁と各金融機関が注意を呼び掛けています。

IPAではこのウイルスの動作確認を行い、その手口と動作を解説し、被害に遭わないための対策を紹介します。


2012年12月の呼びかけの詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/12outline.html



Ⅲ.ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)

1.「Embedded Technology 2012(ET2012)/組込み総合技術展」の出展および「IPAセミナー」を開催

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松本)

IPAは、11月14日(水)から16日(金)の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された「Embedded Technology 2012(ET2012) / 組込み総合技術展」(主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA))に出展し、あわせてJASAとの共催にて「IPAセミナー」を開催しました。

IPAブースでは「ET2012」に展示コーナー・ブースプレゼンコーナーを設けIPAの事業成果の紹介やIPAが支援している地域14団体の成果普及を行いました。

IPAブースには、約1,600名(昨年約2,100名)の方にご来場いただきました。最新刊となる「組込みソフトウェア向け設計ガイド ESDR[事例編]」(※後述)や、「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編〜事例集〜]」(※後述)を紹介したブースプレゼンを中心に、開催3日間全39セッションで延べ約1,000名の方に聴講いただきました。

また、「IPAセミナー」は、全9部の講演プログラムで構成されており、各プログラムには約100名の方に出席いただき、全日程で延べ約1,000名が聴講する盛況ぶりを見せました。各セミナーの終了後には、「紹介されていたツールを使ったワークショップもあると良い」「配布された書籍を読んで自社プロジェクトで参考にしたい」などの意見や感想をいただきました。これらの意見・感想を今後のIPA成果普及活動に活かしていきます。


「ET2012」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/events/2012/20121114.html



2.SEC BOOKS「組込みソフトウェア向け設計ガイド ESDR[事例編]」および「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編〜事例集〜]」を発行

(担当理事(本部長)仲田、担当所長:松本)

IPAは、SEC BOOKS「組込みソフトウェア向け設計ガイド ESDR[事例編]」および「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編〜事例集〜]」を11月14日(水)に発行しました。

「組込みソフトウェア向け設計ガイド ESDR[事例編]」は、技術者スキルのばらつきによるソフトウェア設計品質低下の問題を解決することを狙い、経験が浅い技術者などがソフトウェアを設計する際に参考利用することを想定しています。実行効率を上げるために、大量のデータを確実にハンドリングする際に必要不可欠な事柄を、設計作法として整理し技術者に提示する構成となっています。

「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編〜事例集〜]」は、開発規模が拡大してきている組込みソフトウェアに対する高品質化への要求と製品価格・納期に対する要求を両立させるべく様々な課題を解決するための、具体的事例を整理しました。先駆のエンジニア達が、単体・結合・総合テストの各フェーズをどのような役割と位置づけてきたか、品質要求とコストのバランスをどのようにとってきたか紹介しています。また、テスト工程における適切なツール活用、基本的なテストの手法・技法を採用する際の考え方およびその採用時の留意事項など様々な事例を収録しています。

両書を参考に、国内の組込みシステム開発関係者が、テストの方法や品質基準の見直しを図り、技術者の教育を充実させることによって、ソフトウェアの品質をより向上させることが期待されます。


なお、両書共に、IPAから直接、またはAmazonよりご購入いただけます。購入方法など同書の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/publish/index.html



3.「厳密な仕様記述を志すための形式手法入門」を公開

(担当理事(本部長)仲田、担当所長:松本)

IPAは、「厳密な仕様記述を志すための形式手法入門」を、11月13日(火)に公開しました。

IPAでは、形式手法の普及促進、形式手法導入に関わる人材育成を目的に、平成22年4月に「形式手法人材育成WG」(現「人材育成WG」) を発足し、活動を行ってきました。その活動成果として、本教材を公開しました。

本教材では、ソフトウェア開発現場における「形式手法は難しい」という先入観を払拭し、特に上流工程でソフトウェア開発従事者が苦労している部分への形式手法適用の効果を理解できるように開発されており、形式手法の現場導入で得られた種々の実践的知見が反映された教材となっています。


「厳密な仕様記述を志すための形式手法入門」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://sec.ipa.go.jp/reports/20121113.html



4.SECセミナー開催報告(2012年11月)

(担当理事(本部長):仲田、担当所長:松本)

IPAは、事業成果を広く普及・啓発することを目的としたセミナー、またソフトウェア・エンジニアリングに関する国内外の最新動向などを紹介する特別セミナーをそれぞれ実施しています。

11月は、次の日程で実施しました。


・災害にも安心なITサービス継続のためのシステム基盤
  -事業継続とビジネスを失敗しないためのシステム基盤-

11月7日(水) IPA会議室(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121107.html


・SPEAK-IPA準アセッサ育成セミナー
  -プロセス・アセスメント研修(ベーシック)-

11月7日(水)〜8日(木) 文京グリーンコートセンターオフィス(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121107-08.html


・「プロセス改善ベストプラクティス」ワークショップ
  -もしも新人SEがアジャイル開発を任されたら-

11月9日(金) IPA会議室(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121109.html


・定量データ活用等によるITプロジェクトの見える化

11月12日(月) IPA会議室(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121112.html


・SPEAK-IPA準アセッサ育成セミナー
  -プロセス・アセスメント研修(アドバンスト)-

11月19日(月)〜21日(水) 文京グリーンコートセンターオフィス(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121119-21.html


・「ソフトウェア開発データ白書」と定量データの活用方法

11月26日(月) IPA会議室(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121126.html


・定量的品質管理とその実践的取組み

11月29日(木) IPA会議室(東京都文京区)で開催

http://sec.ipa.go.jp/seminar/2012/20121129.html



Ⅳ.国際標準の推進

1.「地方自治体等における文字情報基盤適用実証実験」を実施

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:田代)

IPAは、文字情報基盤事業の成果物(文字情報一覧表、文字図形情報など)の活用について、11月に4番目の実証実験を開始しました。

地方自治体などにおいて人名・地名等を扱うシステムの構築と運用の効率化を図るために、内閣官房情報通信技術(IT)担当室および経済産業省とともに進めている文字情報基盤事業の成果物の活用について、実際に活用した現場からの知見を収集するための実証実験を順次開始しています。


11月より実証実験を開始したプロジェクトは次のとおりです。

・対象自治体 :神奈川県藤沢市
・実験内容 :【自治体内のシステム連携】
コンビニ交付などを含む自治体内サブシステムと住基システムとを連携させるハブの構築へ文字情報基盤を活用。


2.「技術参照モデル(TRM) 第5章『技術ドメイン解説』クイックリファレンス」を公開

(担当理事(本部長):仲田、担当センター長:田代)

「情報システム調達のための技術参照モデル(TRM)平成23年度版」の「5. 技術ドメイン解説」 は調達者の視点から各技術ドメインを解説し、政府情報システムの一般的な要件を想定して調達仕様書に書くべき記述例を示したものです。この度、さらに理解しやすいよう、Webブラウザなどを介して各節に分けて構成したものをクイックリファレンスとして公開しました。


「技術参照モデル(TRM) 第5章『技術ドメイン解説』クイックリファレンス」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/osc/trm/h23trm5.html



Ⅴ.IT人材育成

1.「中小ITベンダー人材育成 最適事例セミナー 2012」を開催

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:秋元)

IPAは、中小ITベンダー人材育成 最適事例セミナーを11月20日(火)に秋葉原UDX(東京都千代田区)にて開催しました。

本セミナーは、2012年度「中小ITベンダー人材育成優秀賞」における優秀賞受賞企業2社、およびユニークな取組みを実践している特別賞受賞企業3社による具体的な人材育成の事例を紹介し、本表彰の選考委員による解説を含めたパネルディスカッションを行いました。

本セミナーには、約100名の方々に参加いただきました。参加者からは終了後、「事例について大変に参考になった」「経営者とのコミュニケーション、人間力、ローテーションが必須と再認識した」「次年度の中小ITベンダー人材育成優秀賞への参加を検討したい」などの意見・感想を多くいただきました。これらの意見・感想を今後のIPA成果普及活動に活かしていきます。


「中小ITベンダー人材育成 最適事例セミナー2012」の詳細については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/award/vendor2012/seminar.html



2.「プロジェクトマネジメント国際標準化フォーラム2012」の開催報告

(担当理事(本部長):田中、担当本部長補佐:小川)

IPAは、「プロジェクトマネジメント国際標準化フォーラム(共催:経済産業省、一般社団法人プロジェクトマネジメント学会)」を11月28日(水)に一ツ橋ホール(千代田区)で開催しました。

本フォーラムは、9月に正式発行されたプロジェクトマネジメントの国際標準ISO21500について、実務担当者を対象に本国際標準の内容や委員会活動の成果等を紹介する目的として開催されました。

フォーラムの概要は、以下のとおりです。


・ISO/PC236活動総括


・特別講演:「プロジェクトマネジメントの国際標準の将来」

 田中 正躬氏(財団法人日本規格協会理事長)


・講演:「PC236からTC258へ」

 関 哲朗氏(ISO/PC236、TC258国内対応委員会委員長、文教大学情報学部教授)


プロジェクトマネジメント国際標準化フォーラムの詳細は、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/event/20121128_pm_forum.html



3.「NIIとIPAの共催による合同フォーラム」を開催

(担当理事(本部長):田中、担当センター長:大島)

IPAは「NIIとIPAの共催による合同フォーラム」を11月16日(金)にNII(東京都千代田区)で開催しました。

NII(国立情報学研究所)とIPAは平成20年10月にIT人材育成に関する連携・協力を推進するための協定を締結し、教育コンテンツの公開サイトであるNIIの「edubase」とIPAの「IT人材育成iPedia」との相互リンク、IPAが開発した汎用教材の演習環境の開発、クラウドを活用した分散処理プラットフォーム「Hadoop」に関する事業など、様々な連携活動を行ってきました。

本フォーラムでは、これまでの連携成果の報告、双方教育事業の最新状況説明および、クラウド時代の実践的IT人材育成について、最新動向を紹介しました。



Ⅵ.その他

1.「IPAフォーラム2012」の開催報告(その2)

(担当理事:田中、担当部長:陣山)

IPAは、「IPAフォーラム2012」を10月25日(木)に明治記念館(東京都港区)で開催しました。

本フォーラムは、IPAが取り組んでいる様々な活動の紹介とその成果の普及を図るとともに、国内外の最新のIT分野の活用事例などを収集・紹介することにより、信頼できるIT社会の実現に貢献することを目的としており、情報セキュリティ、ソフトウェア・エンジニアリング、IT人材育成、国際標準推進をテーマにした講演やパネルディスカッションに、延べ1,269名のご参加をいただきました。

アンケート集計の結果は次のとおりです。


・「わかりやすい」「ややわかりやすい」の合計が多かったプログラムは、ソフトウェア・エンジニアリング セッションの講演「ここがおかしい日本のIT産業」(木内 里美氏)と、国際標準セッションで実施したパネルディスカッション「オープンガバメント実現へ向けて」で、いずれも91.5%と最も評価が高く、プログラム全体平均では、68.8%でした。


・「最新情報が多い」「やや多い」の合計が多かったプログラムは、「わかりやすい」でも高く評価された国際標準セッションでのパネルディスカッション「オープンガバメント実現へ向けて」で、93.2%と最も評価が高く、プログラム全体平均では、56.8%でした。


このように、過半数の講演聴講者に「わかりやすい」「最新情報が発信されている」との感想をいただきました。


また、自由記述コメントでは次のご意見をいただきました(原文のまま記載)。


 「民間ではとり組みにくいセキュリティ、BCP等の分野で重要な役割を担っている」

 「最新情報を多角的に見せてくれている。毎年興味深い取組を継続している」

 「産業界、学校など教育、人材育成の分野で一緒に事例で学び、新たなアイデア、ヒントを得る場としてはとてもよいと思います」

 「様々な事例を聞けて良かった。又、政策も良く理解できた」

 「組込系の品質説明力、高信頼化への試みを聞きました。ここ10年(?)くらいエンタプライズ系もそうですが、あいかわらず設計品質の悪さが問題になっているが、なぜ、設計にお金(人材と時間を)をもっと使わないのか、不思議です」

 「講演資料があった。メモが出来なかったので、後日IPAWeb等にUpされたし」


この他にも貴重なご意見を多数いただきました。


「IPAフォーラム2012」の詳細や講演資料については、次のURLをご覧ください。

http://www.ipa.go.jp/event/ipaforum2012/index.html