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IPAについて

プレス発表 「先進的な設計・検証技術の適用事例報告書 2013年度版」を公開

~ソフトウェア開発の高信頼化を目指した取組み事例を紹介~

2014年5月30日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)SEC(ソフトウェア高信頼化センター)は、ソフトウェア開発において、最近開発手法が充実してきた「設計」と「検証」の工程に着目して、実際の開発現場でそれらの手法を適用した先進的な事例を収集し、これまでIPAが培ってきた知見をもとに取りまとめた「先進的な設計・検証技術の適用事例報告書 2013年度版」を2014年5月30日に公開しました。

 URL: http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20140530.html


 携帯電話や自動車、金融システムなど、ソフトウェアにより制御された機器やシステムは様々な場面に利用され、日常生活や社会経済に欠かせないものとなっています。これらの機器やシステムが利用される範囲が大きくなるにつれ、それを制御するソフトウェアの不具合に起因する機器の故障やシステムの停止が社会に与える影響も拡大してきています。このように、ソフトウェアが重要な役割を担うにつれて、その高い信頼性(*1)を確保することが重要となってきています。

 ソフトウェアの高信頼性を確保するためには、開発段階において、作業の見える化やミスを防止するための取組みや手法を実施する必要があります。そうすることにより、仮に不具合が発見された場合でも、原因追究や関連する不具合の発見がしやすくなり、信頼性の向上につながります。

 しかし、それらの手法はただ導入するだけではなく、十分な効果を得るためには工夫やノウハウが必要です。そこでIPAでは、これらの先進的な取組みや開発手法の適用事例を調査・収集し、実際に効果をあげている事例をセミナーで紹介しています。今回、これらをより広く共有することを目的に、「先進的な設計・検証技術の適用事例報告書 2013年度版」として取りまとめ、公開しました。

 本書は、ソフトウェアの開発プロセスのうち、最近開発手法が充実してきた「設計」と「検証」の工程に着目し、IPAが培ってきた知見をもとに、様々な業界分野を対象とした事例を取りまとめています。これらの基本的な開発手法には共通する部分が多いことから、業界分野を問わず幅広く参考になるものと考えています。

 本書の特徴は以下の通りです。
  1. 設計・検証を中心とした開発手法について、様々な業界分野の適用事例24件を収録。
  2. 先進的な技術を中心とした適用事例を掲載しており、開発現場における最新の技術動向に対応。
  3. 開発現場のリーダーなど、第一線で活躍されている技術者などの協力のもとに事例を収集し、事例ごとに詳細な情報を掲載。
  4. 単なる技術論に限らず、開発手法の徹底方法、開発者の教育方法等についても掲載。
 これらの特徴のもと、本書では適用事例における導入方法の工夫、導入における課題と対策、効果等を具体的に紹介しています。
 例えば、モデル検査の手法を実際の開発でどのように適用するか、実際に適用した結果、コスト削減の効果が得られた事例などを紹介しており、これまで導入方法が不明であることや、効果が見えにくいなどの理由により、導入をためらっていた場面において、導入の一助となるものと考えています。

 IPAは、本書が活用されることにより、ソフトウェア開発時における信頼性確保に向けた取組みが促進され、ひいては我が国のソフトウェア開発水準の向上や、製品やシステムの利用者の安全・安心につながることを期待しています。

 IPAでは、今後、開発手法の活用に向けた普及展開活動として、事例を詳しく解説する「事例セミナー」と、技術的な内容を解説する「技術セミナー」の2つの観点からセミナーを開催していく予定です。
 また、今後も先進的な適用事例を継続して収集し、さらなる内容の拡充と、幅広い情報の普及展開を図っていきます。

脚注

(*1) ソフトウェアが要求どおり安定して動作するために必要な能力(品質、安全性、可用性など)を表す。

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本件に関するお問い合わせ先

IPA 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター 室/春山/藤原

Tel: 03-5978-7543 Fax: 03-5978-7517 E-mail: 電話番号:03-5978-7543までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部 広報グループ 横山/一家

Tel: 03-5978-7503 Fax: 03-5978-7510 E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。