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IPAについて

プレス発表 重要インフラを支えるシステムの障害情報や対策を分析した2種類の教訓集を公開

~企業・業界を超えて幅広く障害情報と対策を共有するために~

2014年5月13日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)SEC(ソフトウェア高信頼化センター)は、ソフトウェアに起因するシステム障害において、類似障害の発生防止と影響範囲の縮小を目的に、障害情報の分析や対策の整理・体系化を行い、企業・業界を超えて共有・応用できる「教訓」として普遍化して取りまとめ、「情報処理システム高信頼化教訓集(ITサービス編/製品・制御システム編)」の2種類の教訓集を2014年5月13日に公開しました。

URL: http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20140513.html (ITサービス編)

    http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20140513_2.html (製品・制御システム編)


 電気・水道などのライフラインの制御や、金融・通信といったサービスの実現など、情報システムは今や私たちの生活や経済を支える社会基盤(重要インフラ(*1))に深く浸透しています。それに伴い、これらのシステムが障害を起こした際に社会に与える影響も大きくなり、新聞やテレビなどのメディアでもシステム障害に関するニュースを目にする機会も増えてきています。

 この背景には、システム障害の原因分析や発生防止対策などの情報が業界内で共有されておらず、類似の障害が繰り返し発生してしまう実状があります。障害が発生してもその詳しい情報が公開されずに当事者のみで対処されることが多く、また一部の大規模障害は、情報が公開されることがあるものの、その情報が特定の事例への対応策となっている場合が多いため、障害に対する情報が他者への参考として活かされにくいことなどが考えられます。

 そこでIPA/SECでは、重要インフラに関わるシステムにおける類似障害の発生防止と影響範囲の縮小を目指し、金融・通信などのサービスを行う「ITサービスシステム」および、組込み機器の制御などを行う「製品・制御システム」の2つのシステム領域からこれまでの障害情報とその対策をそれぞれ普遍化し、「教訓」として取りまとめ、「情報処理システム高信頼化教訓集(ITサービス編/製品・制御システム編)」の2種類の教訓集を公開しました。

 本教訓集は、従来の事例集とは異なり、報道発表されなかった未公開事例なども含め、システム障害の情報や対策について、企業・業界を超えて幅広く共有・応用できることに重点をおいて取りまとめています。(それぞれの教訓集の詳細については別紙を参照)


図.障害情報の収集と教訓作成のしくみ

 IPA/SECは、本教訓集が活用されることで、システム障害の発生防止はもとより、システム障害のシミュレーションを用いた開発現場での人材育成、企業の競争力(信頼性、開発期間)の維持向上、ひいては製品やサービスの品質が確保されることにより、利用者の安全・安心につながることを期待します。

 今後は、本教訓集の活用に向けた普及展開活動を行うとともに、継続して内容の拡充を図り、障害情報の分析に基づく教訓の共有の仕組みを幅広い業界・分野に展開していく予定です。具体的には、業界団体の協力を得ながら、より精度の高い形での共有の仕組みを目指していきます。

 なお、本教訓集は、5月14日~16日に東京ビッグサイトで開催される「情報セキュリティEXPO」にて紹介する予定です。


脚注

(*1) 内閣官房情報セキュリティセンターでは「情報通信、金融、航空、鉄道、電力、ガス、政府・行政サービス、医療、水道、物流」の10分野を重要インフラに定義している。(平成24年4月26日「重要インフラの情報セキュリティ対策に係る第2次行動計画」)

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本件に関するお問い合わせ先

IPA 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

  山下/三縄 (ITサービス編)

  三原/松田 (製品・制御システム編)

Tel: 03-5978-7543 Fax: 03-5978-7517 E-mail: 電話番号:03-5978-7543までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部 広報グループ 横山/梶

Tel: 03-5978-7503 Fax: 03-5978-7510 E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。