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IPAについて

プレス発表 2013年度「ソフトウェア工学分野の先導的研究支援事業」研究成果の公開

~モデル検査導入支援ツールおよびソフトウェア信頼性評価支援ツールの公開~

2014年4月30日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)SEC(ソフトウェア高信頼化センター)は、4月30日(水)、2013年度「ソフトウェア工学分野の先導的研究支援事業(RISE)」で採択した研究の一部について、その研究成果であるモデル検査導入支援ツールおよびソフトウェア信頼性評価支援ツールと成果報告書を公開しました。

URL:http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20140430.html


 IPA/SECでは、我が国のソフトウェア工学の促進と、その成果の産業界への展開促進を目的に、2012年度より「ソフトウェア工学分野の先導的研究支援事業(RISE)」として、ソフトウェア工学分野の先導的研究やソフトウェアの経済的効果に関する研究を公募し、支援する取組みを行っています。
 このたび、2013年度に本事業で採択した5件の研究のうち、単年度(*1)の研究2件が終了したことを受け、これらの研究成果として、委託研究先である岡山県立大学と広島大学からはソフトウェア開発現場で利用可能な支援ツールをフリーウェアとして、IPAからは成果報告書を公開しました。
 岡山県立大学では「抽象化に基づいたUML設計の検証支援ツールの開発」をテーマに、モデル検査によるUML設計検証の手続きを自動化する検証支援ツールを開発しました。モデル検査とは、システムで起こりうる全ての状態を調べることで問題が無いことを証明する手法のことで、確実性が高い一方、ノウハウが必要で検証に時間がかかるという問題があります。このツールを組込みソフトウェアの設計検証において利用することで、モデル検査の適用に要する時間や手間を削減し、開発コストを増加させることなく設計の無矛盾性の検証や仕様との不整合の検出を行うことが可能となります。
 広島大学では「次世代ソフトウェア信頼性評価技術の開発とその実装」をテーマに、テスト工程における作業者がテストの進捗状況をより容易に把握できるようになる信頼性評価ツールを開発しました。このツールを用いることで、従来の評価方法よりも詳細なデータを扱う事が可能になり、より精度の高い信頼性評価の結果を示すことができるようになるため、製品の出荷判定の根拠として活用でき、ひいては製品の品質に関する説明責任を果たす効果をもたらすことが期待できます。

 今回公開した2件の研究成果については、5月22日(木)にIPAが開催する「第2回産学連携のためのソフトウェア・シンポジウム」において、研究責任者からのプレゼンテーションとポスターセッションを行います。
 IPAは、これらの成果が産業界に展開されることで、実際の開発現場において活用され、我が国のソフトウェア信頼性の向上や、産業の国際競争力の強化、ソフトウェア工学・システム工学分野の研究の活性化に繋がることを期待します。
 なお、IPAでは2014年度も引き続き本事業にて研究公募を行い、2013年12月17日から2014年3月14日の募集期間に応募のあった21件の提案から、審査の結果、4件を採択しました。
 2014年度に採択された4件の提案者および研究テーマについては以下のURLをご参照ください。

脚注

(*1) 2013年度からは単年度と2年度の二種類の期間の研究を支援しています。

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本件に関するお問い合わせ先

IPA 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター 企画グループ 小沢

Tel: 03-5978-7543 Fax: 03-5978-7517 E-mail: 電話番号:03-5978-7543までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部 広報グループ 横山/梶

Tel: 03-5978-7503 Fax: 03-5978-7510 E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。