2013年3月26日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(以下、SEC)は、3月26日(火)、組織におけるソフトウェア開発プロセス改善のための手法「アセスメントモデル SPEAK-IPA(*1)」および「SPINA3CH(*2)自律改善メソッド」を拡充するとともに、それらの手法を解説し、プロセス改善により取り組みやすくするためのガイドおよび教材を公開しました。
URL:http://sec.ipa.go.jp/reports/20130326.html
鉄道の運行システムや銀行のATM、電気・水道などのライフラインの制御システムなど、私達の暮らしのあらゆる部分でソフトウェアが利用され、その利用範囲は日々拡大しています。
このようなソフトウェアの利用拡大に伴い、ソフトウェア開発の現場では市場の競争激化が引き起こされ、品質の確保やコスト削減、厳しい納期要求に応えることが求められています。ソフトウェア開発プロセス改善はソフトウェアの品質の安定・向上を達成するために仕事のやり方を工夫する取り組みで、コストの削減、納期の短縮などを実現するために有効です。
IPA/SECは、2006年よりソフトウェア開発プロセス改善活動の普及への取り組みをはじめ、プロセス改善手法として、トップダウン方式のアプローチをする「アセスメントモデルSPEAK-IPA(以下、SPEAK-IPA)」、ボトムアップ方式のアプローチをする「SPINA3CH 自律改善メソッド(以下、SPINA3CH)」の2つの手法を提供し、さらにそれらを適用する際に利用できるツール類の公開を行なってきました。
これらの利用者からは、「SPEAK-IPAを使いこなす方法を知りたい」「SPINA3CHの適用事例が知りたい」等といった要望も寄せられ、プロセス改善活動におけるSPEAK-IPAおよびSPINA3CHの更なる利活用が期待されていました。
そこでIPA/SECでは、これらの手法やツールの利用法を示し、状況に適した手法、ツールを使用することにより、円滑なプロセス改善活動を実施出来るよう、その手助けとなるガイド類を公開しました。 また同時に、既に公開済みのSPEAK-IPAおよびSPINA3CHの内容を使いやすさの観点で拡充し、利用者がよりプロセス改善活動に取り組みやすくなるよう工夫しました。
今回公開する内容は次の通りです。
なお、これらの公開物はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスでの公開となるため、利用者が自らの環境に合わせてツール類を自由に改変して利用することが可能です。また、二次利用も可能であるため、改変したツールを再配布するなどして、利用者同士でノウハウ等を共有することも可能です。
IPA/SECは、これらの公開物が活用されることで、組織におけるソフトウェア開発の効率化と組織能力の向上につながり、ひいてはソフトウェア開発プロセス改善活動の普及に寄与することを期待しています。
(*1) ソフトウェアを主体としたシステム開発を行うことを主業務とする組織のプロセス能力を客観的に評価(ソフトウェアプロセスアセスメントの実施)するための枠組み。2007年9月26日公開、2011年3月28日改訂。
http://sec.ipa.go.jp/reports/20110328.html
(*2) ソフトウェアの開発プロセスに問題意識を持つ技術者向けに、改善活動に役立つヒントなどを盛り込んだツール類をとりまとめたプロセス改善の手法。2011年7月7日公開、同年12月1日更新。
http://sec.ipa.go.jp/reports/20110707.html
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