2013年3月25日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(以下、SEC)は、2012年9月に公開した組織内のIT戦略の立案およびIT化評価における意思決定を支援するための教材・ツールの、使いやすさの改善など、内容を改訂し、「GQM+Strategies®(*1)ワークショップ教材・ツール(平成24年度版)」として公開しました。
URL:http://sec.ipa.go.jp/reports/20130325.html
GQM+Strategiesは、企業の業種や規模、業務領域に関わらず、企業や組織の経営レベルにおける「目標」と、その目標を達成する為の「戦略」、また実務策定レベルにおける「個別戦術(例:IT化)」の3つの整合性を確認することができ、企業のIT戦略の立案および、評価においての経営層・業務部門・情報システム部門の関係強化に役立つ手法です。
IPA/SECでは企業におけるIT化が業務の省力化のみならず、ビジネスの差別化の源泉となるという観点から、平成19年7月よりドイツの実験ソフトウェア研究所(IESE(*2))と共同でGQM+Strategiesの研究に取り組んでおり、平成24年9月27日には「GQM+Strategiesワークショップ教材・ツール(平成23年度版)」を公開しています。
この度、利用者からの要望を踏まえ、以下の通り内容を改訂した教材・ツールを平成24年度版として3月25日から公開しました。
平成24年度版の主な追加・変更点は以下のとおりです。
<ツール>
<教材>
今回公開する平成24年度版の教材により、GQM+Strategies手法をより容易に理解することができるようになります。また、ツールの利便性の向上により、システム化の優先順位付け、効率測定の指標決定、ビジネス目標とシステム戦略の整合性やその根拠の明確化がさらに行いやすくなります。
平成25年4月にはIPA/SECのこれまでの研究成果を用いて、ITコーディネータ協会が企業および組織の戦略とITプロジェクトの整合性を図り非効率なIT化を排除することを目的とした「GQM+Strategiesの企業・団体への適用研究会」を発足します。IPA/SECは同研究会の発起人として参画し、今後も活動を継続する予定です。
(*1) GQM+StrategiesRはIESE(脚注2を参照)が保有する国際登録商標。GQMはGoal・Question・Metricの略。
詳細は次のURLを参照。
http://sec.ipa.go.jp/reports/20120927.html
(*2) ドイツ・フラウンホーファー研究機構に属するソフトウェア工学分野の研究所(Institute for Experiment Software Engineering)。 IPA/SECはIESEと2004年11月に共同研究契約を締結しています。
http://www.iese.fraunhofer.de/
(*3) IPA/SECではGQM+Strategies手法の理解・習得および普及促進のため、IESE担当者を招いたワークショップを2012年10月に開催し、その後IPAとIESEが共同で受講者が自社内でワークショップを行うための資料の改変を行っています。
(*4) 各組織をつなぐ組織目標(ゴール)と戦略を木構造で表現したもの。
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