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組込みソフトウェアの開発を対象とした「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[バグ管理手法編]」を発行

〜ソフトウェアの品質担保に向け、バグ管理の戦略と勘所を解説〜

2013年3月8日
独立行政法人情報処理推進機構

  IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(以下、SEC)は、組込みソフトウェアの開発を対象とした「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[バグ管理手法編]」を発行し、書籍の販売とPDFデータの公開を3月8日(金)から開始いたします。
URL:http://sec.ipa.go.jp/reports/20130308.html

  近年、家電から自動車など様々な機器、製品にソフトウェアが組み込まれ、高機能化を実現し、社会全体の利便性向上に寄与しています。その反面、これらの機器に使用されている組込みシステムに障害が発生すると、社会生活の大きな不利益に繋がる可能性があり、組込みシステムを支えるソフトウェアの品質を担保することに大きな意義があります。

  ソフトウェアの品質の担保において、そのソフトウェアに潜む "バグ" を低減させることが重要です。しかし、 "バグ" の無いソフトウェアを開発することは不可能に等しく、開発の過程で何らかの "バグ" が作りこまれてしまう事は避けられません。そのため "バグ" の発見、原因の特定、修正といった一連の対処をノウハウとして蓄積し、以降同じ "バグ" を発生させないようにする「バグ管理」が重要となります。
  このバグ管理を適切に行い "バグ" の発生に備えることで、その予防や発生時の迅速な対処が可能になります。特に組込みシステムにおいては、ソフトウェアが製品に組み込まれた後からのバグ修正が困難なうえ、 "バグ" の開発初期段階での発見が難しい(*1)ため、開発後半のテスト工程(*2)におけるバグ管理が品質を大きく左右します。

  そこでIPA/SECでは、バグ管理先進企業の協力を得て、テスト工程におけるバグ管理の方法についてまとめた「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[バグ管理手法編]」を作成しました。
  本書は、組込みシステムにおけるテスト工程でのバグ管理の重要性や、システム利用環境下での自然現象の考慮(*3)など、組込みシステムならではの事情を踏まえたバグ管理の方法のほか、バグ管理を行う上での様々な課題を解決するための、考え・手法・工夫・基準等を整理しまとめたものです。また、高品質化への要求と製品価格・納期に対する要求を両立させたバグ管理を行うための手法やポイントを具体的な事例を基に紹介しています。
具体的には、下記のような特徴があります。

  • バグ管理の目的を示し、管理項目を整理して解説とあわせて紹介
  • バグのカウント方法などの指針を提示
  • 「バグ」や「故障」などバグ関係の用語を整理して提示
  • 実例をベースとし、組込みシステムのバグ管理における留意点や勘所を紹介
  • プロセスや体制、管理方法などバグ対策と品質向上への具体策を紹介

  組込みソフトウェア開発者にはバグ管理の重要性が認識されていたにも関わらず、今まで、幅広く組込みソフトウェア開発に利用できるような管理項目、目的、プロセス等を説明した日本語の標準的なガイドはありませんでした。
  IPA/SECとしては、本ガイドが組込みソフトウェア開発の実務者は元より、経営者、品質管理責任者などの "バグ" 管理の重要性の理解と、 "バグ" 管理の戦略や体制、環境、プロセスなどを整備する際の参考となり、ソフトウェアの品質と信頼性向上に寄与することを期待しています。

  「組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[バグ管理手法編]」は、IPAおよびAmazon(http://www.amazon.co.jp)から販売する他、PDF版データを3月8日(金)より公開します。

  なお、IPA/SECでは今後、本書の発行にあわせ、一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)ほかと連携セミナーを企画・実施していく予定です。

組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[バグ管理手法編]
定価: 本体 500円(本体477円+税)
ISBN: 978-4-905318-16-3
発行: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
URL: http://sec.ipa.go.jp/publish/tn12-005.html

プレスリリースのダウンロード

脚注

(*1)2012年8月10日 IPA「2011年度 ソフトウェア産業の実態把握に関する調査 P.42」における組込み系企業を対象とした「不具合の発見工程」の設問では、バグの約49%は開発後半であるテスト工程で発見されている。

(*2)構築したシステムのプログラムに不具合は無いか、必要な機能が搭載され正しく動作するか等をチェックする工程

(*3)空調機器等における気温や湿度、自動車等の屋外利用機器における天候の変化など

本件に関するお問い合わせ先

IPA  技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 三原

Tel: 03-5978-7543  Fax: 03-5978-7517 E-mail: 電話番号:03-5978-7543までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA  戦略企画部 広報グループ 横山/白石

Tel: 03-5978-7503  Fax: 03-5978-7510  E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。