2013年1月28日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2011年8月、「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム」を機構内に発足させ、東日本大震災のITシステムへの影響やその対応について部門横断的に調査を進めてきました。このたび、その成果として、以下2つの成果報告を公開しました。
2011 年8月、IPAでは、各部門にて行われている活動を連動させ、東日本大震災によって情報処理システムに起きた事象を記録するとともに、大規模な災害による被害の軽減や回復力の強化などのための対策について調査することを目的として「災害に対応するITシステム検討プロジェクトチーム(以下、「プロジェクトチーム」)」を発足させました。プロジェクトチームでは、災害への対応という共通の問題意識の下、情報セキュリティ、ソフトウェア・エンジニアリング、標準化活動等各専門分野の視点からの調査を行いました。
この報告書は、このプロジェクトチームの活動成果をまとめたものです。災害対応の視点から行った、震災時の情報セキュリティ、震災とクラウドの関係、自治体の情報基盤における震災の影響、高回復力システム基盤の必要性等、に関する各種調査を、わかりやすく取りまとめたサマリと、これらに関係する資料や調査報告書の概要を収録しました。また、2012年5月に開催したIPAグローバルシンポジウムにおける、京都大学防災研究所教授 林春男氏に災害に負けない社会のためにITが果たす役割をテーマとした講演、災害対応で活躍した専門家や有識者によるパネルディスカッションのサマリも掲載しました。
この2つの報告書が、災害に強い、しなやかなITシステム構築のために活用されることを期待します。