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プレス発表 コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2012年7月分】

2012年8月3日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年7月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/08outline.html

■ 『「 コンピュータウイルスや不正アクセスの届出にご協力ください! 」
~セキュリティに関する相談も受け付けています~』について

 IPAは、コンピュータウイルスや不正アクセスの届出機関となっています。多くの利用者から寄せられる相談・届出は、「呼びかけ」や「注意喚起」、「緊急対策」などの情報発信を行うことで、早期の被害拡大防止や再発防止に活かされています。最近の例として、たった一人からの相談を機に調査を開始し関係機関と協力することで、不正なAndroidアプリの流通を止めたという実績があります。この実例が示すとおり、一人の一件の相談でも万人の被害防止につながります。
 今月の呼びかけでは、コンピュータウイルスや不正アクセス届出制度に関する目的や活用方法について説明するとともに、届出の方法、相談のコツなどを紹介しています。

 内容は、(1)コンピュータウイルス・不正アクセス届出制度について、(2)届出や相談を発端として「呼びかけ」や「注意喚起」を実施した最近の事例、(3)届出、相談の方法について、で構成しています。詳細は添付資料をご参照ください。

■ コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[2012年7月分]
1.コンピュータウイルス届出状況

(1)ウイルス届出状況

 7月のウイルスの検出数(※1) は、25,487個と、6月の21,990個から15.9%の増加となりました。また、7月の届出件数(※2) は、877件となり、6月の958件から8.5%の減少となりました。

※1 検出数 : 届出にあたり届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)
※2 届出件数 : 同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1日何個検出されても届出1件としてカウントしたもの。

 検出数の1位は、W32/Mydoom12,115個、2位はW32/Netsky4,372個、3位はW32/Mytob2,750個でした。

(2)不正プログラムの検知状況

 7月の不正プログラムの検出数(※1) は、100,367個と6月の25,399個から295.2%の増加となりました。
 検出数の1位は、広告を表示させるプログラムの総称であるAdwareで16,042個、2位は、オンラインバンキングのID/パスワードを窃取するBancosで13,326個、3位は、悪意あるスクリプト文が書かれたプログラムの総称であるMalscriptで5,039個、でした。
 以下、別のウイルスを感染させようとするDownloader、正規のソフトウェアなどを装って感染を試みるTrojan/Horse、パソコン内に裏口を仕掛けるBackdoor、の順でした。

※1 検出数 : 届出にあたり届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)
※ ここでいう「不正プログラムの検知状況」とは、IPAに届出られたものの中から「コンピュータウイルス対策基準」におけるウイルスの定義に当てはまらない不正なプログラムについて集計したものです。
※ コンピュータウイルス対策基準:平成12年12月28日(通商産業省告示 第952号)(最終改定)(平成13年1月6日より、通商産業省は経済産業省に移行しました。)
「コンピュータウイルス対策基準」(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/CvirusCMG.htm

2.コンピュータ不正アクセス届出状況(相談を含む)

(1)不正アクセス届出状況

 7月の届出件数は19件であり、そのうち何らかの被害のあったものは18件でした。

(2)不正アクセス等の相談受付状況

 不正アクセスに関連した相談件数は54件であり、そのうち何らかの被害のあった件数は26件でした。

不正アクセスの届出および相談の受付状況
(3)被害状況

 被害届出の内訳は、侵入8件、なりすまし4件、不正プログラム埋め込み3件、DoS攻撃2件、その他1件、でした。
 「侵入」の被害は、ウェブページが改ざんされていたものが7件、アカウントを不正に作成されていたものが1件、でした。侵入の原因は、サーバー管理ツールやコンテンツマネージメントシステムの脆弱性を悪用されたものが4件でした(他は原因不明)。
 「なりすまし」の被害は、メールアカウント悪用されてスパムメールを送信されたものが2件、ポイントサイトに本人になりすまして何者かにログインされ、サービスを勝手に利用されていたものが1件、フリーのウェブメールに本人になりすまして何者かにログインされていたものが1件、でした。

3.相談受付状況

 7月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は921件でした。そのうち『ワンクリック請求』に関する相談が216件(6月:319件)、『偽セキュリティソフト』に関する相談が23件(6月:10件)、Winnyに関連する相談が4件(6月:3件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が3件(6月:1件)、などでした。

IPAで受け付けた全てのウイルス・不正アクセス関連相談件数の推移

 *合計件数には、「不正アクセスの届出および相談の受付状況」における『相談(d)計』件数を内数として含みます。

プレスリリースのダウンロード

本件に関するお問い合わせ先

IPA 技術本部 セキュリティセンター 加賀谷/青木

Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518 E-mail:電話番号:03-5978-7591までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部 広報グループ 横山/白石

Tel: 03-5978-7503 Fax:03-5978-7510 E-mail:電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。