2012年7月20日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター
〜脆弱(ぜいじゃく)性対策情報の登録件数が累計22,000件を突破〜
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2012年第2四半期(4月〜6月)の脆弱(ぜいじゃく)性対策情報データベース「JVN iPedia」(ジェイブイエヌ アイ・ペディア)の登録状況をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2012q2.html
2012年第2四半期に、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia( http://jvndb.jvn.jp/ )」日本語版に登録した脆弱性対策情報は7,040件で、2007年4月25日の公開開始からの登録件数の累計が22,934件となりました。第2四半期における登録情報の内訳は、国内製品開発者から収集したものが1件(累計133件)、脆弱性対策情報ポータルサイトJVN(*1)から収集したものが273件(累計2,008件)です。また米国国立標準技術研究所NIST(*2)の脆弱性データベース「NVD(*3)」から、収集・翻訳したものが6,766件(累計20,793件)です。
JVN iPediaには、JREとJava SE(*4)の脆弱性対策情報が、2008年以降、年50件以上のペースで登録されています。そのうち、共通脆弱性評価システムCVSS(*5)による分類で最も深刻度の高いレベルIII(危険、CVSS基本値=7.0〜10.0)のものが58%を占めています。2012年は、登録件数が27件、深刻度レベルIIIの割合が59%となっており、昨年までの傾向が続いています。2010年以降、JREおよびJava SEのセキュリティアップデートは、およそ年6回のペースで不定期に実施されています。他のソフトも含め迅速にバージョンアップを行うためには、利用者はアップデート公開情報を随時キャッチし、対策する必要があります。
IPAでは、「ソフトウェアの自動更新」とともに、インストールされたソフトウェアのバージョン情報を調べて更新に必要な詳細情報を表示する「MyJVNバージョンチェッカ(*6)」の利用を推奨しています。
IPAでは、米国NVDより日々公開される脆弱性対策情報の全件を、原則一両日のうちに翻訳し、JVN iPediaに速やかに登録するなど、脆弱性対策情報の網羅性と即時性の向上を図っています。これにより現在は、NVDで新たに公開された情報の3分の2以上を、当日中にJVNiPediaにおいても公開しています。
(*1)Japan Vulnerability Notes。脆弱性対策情報ポータルサイト。製品開発者の脆弱性への対応状況を公開し、システムのセキュリティ対策を支援しています。IPA、JPCERT/CCが共同で運営しています。
http://jvn.jp/
(*2)National Institute of Standards and Technology。米国国立標準技術研究所。米国の科学技術分野における計測と標準に関する研究を行う機関。
http://www.nist.gov/
(*3)National Vulnerability Database。NISTが運営する脆弱性データベース。
http://nvd.nist.gov/home.cfm
(*4)Java Standard Edition。Javaの開発プラットフォームの一つ。
(*5)Common Vulnerability Scoring System。共通脆弱性評価システム。
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/CVSS.html
(*6)MyJVNバージョンチェッカ。
http://jvndb.jvn.jp/apis/myjvn/