2012年5月7日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年4月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/05outline.html
2012年4月、スマートフォン(Android OS)のアプリケーションの公式マーケットで、不審な動きをする不正なアプリが多数発見されました。公式マーケットに表示されるダウンロード総数から、おおよそ7万回以上のダウンロードが行われたと考えられます。
その不正なアプリは「ほかのスマートフォンOSで人気のアプリ」「有名なアプリ名、アイコンが使われている」「興味を持たせるキーワードが含まれている」といった、スマートフォン利用者に対して強い興味を抱かせる「だましのテクニック」が使われています。
不正なアプリをインストールし実行することで、スマートフォンの端末情報や、アドレス帳の中身が外部に送信されることが確認されています。個人情報やプライバシー情報が流出してしまうため、こうした情報が悪質な行為に利用される可能性があります。
今月の呼びかけでは、このような手口を明らかにし、被害にあわないための対策を解説します。
内容は(1)特徴、(2)類似事例、(3)対策、(4)一歩踏み込んだおすすめの対策、で構成しています。詳細は添付資料をご参照ください。
4月のウイルスの検出数(※1) は、10,339個と、3月の15,841個から34.7%の減少となりました。また、4月の届出件数(※2) は、732件となり、3月の866件から15.5%の減少となりました。
※1 検出数 : 届出にあたり届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)
※2 届出件数 : 同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1日何個検出されても届出1件としてカウントしたもの。
・4月は、寄せられたウイルス検出数10,339個を集約した結果、732件の届出件数となっています。
検出数の1位は、W32/Mydoomで5,150個、2位はW32/Netskyで3,646個、3位はW32/Downadで622個でした。
4月は、別のウイルスを感染させようとするDOWNLOADER、オンラインバンキングのID/パスワードを詐取するBANCOSといった不正プログラムが増加傾向となりました。
※ ここでいう「不正プログラムの検知状況」とは、IPAに届出られたものの中から「コンピュータウイルス対策基準」におけるウイルスの定義に当てはまらない不正なプログラムについて集計したものです。
※ コンピュータウイルス対策基準:平成12年12月28日(通商産業省告示 第952号)(最終改定)(平成13年1月6日より、通商産業省は経済産業省に移行しました。)
「コンピュータウイルス対策基準」(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/CvirusCMG.htm
4月の届出件数は9件であり、そのうち何らかの被害のあったものは7件でした。
不正アクセスに関連した相談件数は46件であり、そのうち何らかの被害のあった件数は9件でした。

被害届出の内訳は、侵入4件、なりすまし3件でした。
「侵入」の被害は、ウェブページが改ざんされていたものが4件(内、ウイルスをダウンロードさせるように改ざんされていたものが2件)でした。侵入の原因は、CMSの脆弱性を悪用されたものが1件、ネットワーク経由のブルートフォース攻撃により管理者権限を奪われたものが1件、サーバーの設定不備が1件でした(他は原因不明)。
「なりすまし」の被害は、オンラインサービスに本人になりすまして何者かにログインされ、サービスを勝手に利用されていたものが2件、メールアカウント悪用されてスパムメールを送信されたものが1件、でした。
4月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は750件でした。そのうち『ワンクリック請求』に関する相談が131件(3月:130件)、『偽セキュリティソフト』に関する相談が26件(3月:44件)、Winnyに関連する相談が7件(3月:6件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が3件(3月:3件)、などでした。
*合計件数には、「不正アクセスの届出および相談の受付状況」における『相談(d)計』件数を内数として含みます。
Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518 E-mail:![]()
Tel: 03-5978-7503 Fax:03-5978-7510 E-mail:![]()