2012年5月7日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、表彰制度「中小ITベンダー人材育成優秀賞2012」の応募受付を2012年5月7日から開始しました(締切:7月18日(水)17:00)。
「中小ITベンダー人材育成優秀賞」は、年一回、中小ITベンダーにおける優れた人材育成の取組みとその成果を評価し、最大3社の優秀賞を選定します。また、優秀賞の中で特に優れた取組みがあった場合にはその1社を優秀大賞として、その他優秀賞には至らないものの優れた取組みには、特別賞を選定します。本賞は中小ITベンダーの活性化により、日本のIT力向上に資することを目的とし実施するものです。
URL: http://www.ipa.go.jp/jinzai/award/vendor2012/index.html
わが国の中小ITベンダーの多くは、大手ベンダーのビジネスパートナーとしての役割を担ってきましたが、昨今はオフショア開発の増加などから国際競争激化の影響を強く受けています。
「IT人材白書2011(*1)」によれば、「オフショア企業の進出やオフショア開発の影響」に関する設問に従業員規模300 名以下の企業では、「単価水準の低下」、「競合先の増加による受注難」、「上流工程へのシフトの必要性」を挙げています。
IPAでは、企業の高度なIT人材の育成および組織力強化を目的に作成された「スキル標準(*2)」の普及に取組んでいます。「IT人材白書2010(*3)」によれば、中小ITベンダーの「スキル標準」の活用率は大手ベンダーに比べ低く、理由として「ITスキル標準を活用する際の具体的な方法・手順がわからない」や「導入・運用のためのコストが確保できない」が挙げられています。
「中小ITベンダー人材育成優秀賞」は、「スキル標準」を活用したIT人材育成の優れた取組みを実践している受賞企業の好事例を通じ、優秀な人材育成の取組みの有用性を広く共有することを目指しています。本賞は2010年度に新設し、今年度は第3回目となります。
本賞の選考にあたっては、①IT業界の変化を見越した経営戦略を有していること、②その実現にスキル標準を取り入れた人材育成を行っていること、③組織や社員の活性化に効果を上げていることを審査します。また、同賞への応募を通じて企業には次のようなメリットがあると考えられます。
「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」で規定する下記の業種分類と規模の企業とします。
優秀大賞:1社(優秀賞の中から特に優れた取組みと認められた企業
優秀賞:3社以内
特別賞:若干数(優秀賞には至らないものの優れた取組みと認められた企業)
IT人材育成の取組みを行っている企業
ウェブサイトで入力 ⇒「人材育成診断」URL:http://www.ipa.go.jp/jinzai/shindan/2012
※企業規模や設問ごとに集計した統計データの入手、人材育成セミナーへの参加ができます。
※中小ITベンダー人材育成優秀賞の表彰対象にはなりません。
(*1) IT人材白書2011:http://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html
(*2) スキル標準:各種ITサービスの提供や利用に必要とされる能力を明確化、体系化した指標で、ITSS(ITスキル標準)、UISS(情報システムユーザースキル標準)、ETSS(組込みスキル標準)の3種がある。
(*3) IT人材白書2010:http://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html