HOME >> IPAについて >> 最新情報 >> 記事

プレス発表

ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況
[2011年第1四半期(1月〜3月)]

2011年4月20日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター

〜ウェブサイト運営者は携帯電話向けウェブサイトにおける認証方式の脆弱性の見直しを〜

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)およびJPCERT/CC(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター、代表理事:歌代 和正)は、2011年第1四半期(1月〜3月)の脆弱性関連情報の届出状況(*1)をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2011q1.html

概要

(1)脆弱性の届出件数の累計が6,570件に

 2011年第1四半期のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は87件です。内訳は、ソフトウェア製品に関するものが19件、ウェブアプリケーション (ウェブサイト)に関するものが68件でした。これにより、2004年7月の届出受付開始からの累計は、ソフトウェア製品に関するものが1,164件、ウェブサイトに関するものが5,406件、合計6,570件となりました。

(2)脆弱性の修正完了件数の累計が3,900件を突破

 ソフトウェア製品の脆弱性の届出に関して、JPCERT/CCが調整を行い、製品開発者が修正を完了し、2011年第1四半期にJVN(*2)で対策情報を公表したものは24件(累計490件)でした。また、ウェブサイトの脆弱性の届出に関して、IPAがウェブサイト運営者に通知し、2011年第1四半期に修正を完了したものは107件(累計3,449件)でした。これにより、ソフトウェア製品を含めた脆弱性の修正件数は累計で3,939件となりました。

(3)携帯電話向けウェブサイトにおける認証方式の脆弱性の見直しを

 携帯電話向けウェブサイト(以降、携帯サイト)における、いわゆる「かんたんログイン」に関する脆弱性が届出られています。2011年第1四半期末の時点で累計24件の届出があり、まだ修正されていない取扱中の届出も存在しています。「かんたんログイン」は携帯電話の識別子だけで利用者を認証する方式の一つですが、安全な実装が簡単ではなく、2010年10月にはこの脆弱性が原因の個人情報漏洩事故が発生しました。

 IPAとしては「かんたんログイン」を採用している携帯サイトのウェブサイト運営者に対し、IPAが公開している「安全なウェブサイトの作り方 改訂第5版(*3)」を参照し、速やかな認証方式見直しの実施を期待しています。

脚注

(*1)ソフトウェア等脆弱性関連情報取扱基準:経済産業省告示(http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/downloadfiles/vulhandlingG.pdf)に基づき、2004年7月より開始しました。IPAは届出受付・分析、JPCERT/CCは国内の製品開発者などの関連組織との調整を行っています。

(*2)Japan Vulnerability Notes:脆弱性対策情報ポータルサイト。国内で利用されている製品の脆弱性対策情報を公表し、システムのセキュリティ対策を支援しています。IPA、JPCERT/CCが共同で運営しています。
http://jvn.jp/

(*3)「安全なウェブサイトの作り方 改訂第5版」 2.7.3 携帯IDの使用に関する注意点
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/website_security.pdf(PDF)

資料のダウンロード

参考情報

本件に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター 渡辺/大森
Tel: 03-5978-7527 Fax: 03-5978-7518 E-mail: 電話番号:03-5978-7527までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部広報グループ 横山/大海
Tel: 03-5978-7503 Fax: 03-5978-7510 E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。