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プレス発表

ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況
[2010年第4四半期(10月〜12月)]

2011年1月25日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター

〜ソフトウェア製品の脆弱性対策の公表件数が過去最多の31件を記録〜

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)およびJPCERT/CC(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター、代表理事:歌代 和正)は、2010年第4四半期(10月〜12月)の脆弱性関連情報の届出状況(*1)をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2010q4.html

概要

(1)脆弱性の届出件数の累計が6,483件に

 2010年第4四半期のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は67件です。内訳は、ソフトウェア製品に関するものが20件、ウェブアプリケーション(ウェブサイト)に関するものが47件です。これにより、2004年7月の届出受付開始からの累計は、ソフトウェア製品に関するものが1,145件、ウェブサイトに関するものが5,338件、合計6,483件となりました。

 なお、ソフトウェア製品に関してはCMS(Contents Management System)などのウェブベースのアプリケーションの脆弱性が、またウェブサイトに関してはクロスサイト・スクリプティングの脆弱性が最も多く届出られています。

(2)任意のDLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性(*2)の届出および修正が顕著

 ソフトウェア製品の脆弱性の届出に関して、JPCERT/CCが調整を行い、製品開発者が修正を完了し、2010年第4四半期にJVN(*3)で対策情報を公表したものは31件(累計466件)です。これは過去最多の公表件数となります。公表した31件のうち、任意のDLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性対策情報が14件(約45%)を占めています。内訳は、ファイル管理ソフト(圧縮・解凍ソフト)が7件、テキストエディタ5件、ウェブブラウザが2件となっています。この脆弱性は、様々なソフトウェア製品に存在する可能性があるため、製品開発者は、開発しているソフトウェアにこの脆弱性がないか確認し、存在する場合は迅速な修正が必要です。

 情報が必要な製品開発者は、以下にあるJPCERT/CCに問合せをすることで情報の入手が可能です。

 なお、ウェブサイトの脆弱性の届出に関して、IPAがウェブサイト運営者に通知し、2010年第4四半期に修正を完了したものは133件(累計3,342件)でした。これにより、ソフトウェア製品を含めた脆弱性の修正件数は累計で3,808件となりました。

脚注

(*1)ソフトウェア等脆弱性関連情報取扱基準:経済産業省告示(http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/downloadfiles/vulhandlingG.pdf)に基づき、2004年7月より開始しました。IPAは届出受付・分析、JPCERT/CCは国内の製品開発者などの関連組織との調整を行っています。

(*2)任意のDLL/実行ファイル読み込みに関する脆弱性の注意喚起
http://www.ipa.go.jp/about/press/20101111.html

(*3)Japan Vulnerability Notes:脆弱性対策情報ポータルサイト。国内で利用されている製品の脆弱性対策情報を公表し、システムのセキュリティ対策を支援しています。IPA、JPCERT/CCが共同で運営しています。
http://jvn.jp/

資料のダウンロード

参考情報

本件に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター 渡辺/大森
Tel: 03-5978-7527 Fax: 03-5978-7518
E-mail: 電話番号:03-5978-7527までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部広報グループ 横山/大海
Tel: 03-5978-7503 Fax: 03-5978-7510
E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。