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IPAについて

プレス発表 「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」を発行

2010年11月30日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(以下、SEC)は、2005年から毎年発行してきた「ソフトウェア開発データ白書」の最新版「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」を発行しました。

 近年、市場競争が激しくなるにつれ、短期間で多機能かつ高性能な製品開発が求められるようになり、開発現場の負担が増大しています。また、最近は情報システムのトラブルから一般生活に影響を及ぼす例が多発しており、システムの安全性・信頼性の確保への要請はますます増大しています。このため、品質・コスト・納期に関するソフトウェアエンジニアリング手法の確立・普及は緊要の課題であり、また、システム開発各工程・段階における工学的な手法に基づくマネジメントの実行によって、システムトラブル発生を最低限に抑制することが必要となっています。
 IPA/SECでは、ソフトウェア開発に関する様々な課題改善のための活動として、製造業など他の産業では常識となっているプロセスの標準化、定量的アプローチによる科学的マネジメントの普及促進とともにソフトウェア開発関係者間で共有できるデータの整備を進めています。
 「ソフトウェア開発データ白書」は、IPA/SECが発足した2004年10月以来、定量データの定義をはじめ、データの収集・精査・分析の結果として毎年継続して発行しているものであり、今回発行した「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」は、その最新版です。
 本書では2009年に収集した定量データをまとめ、総計2,584件のプロジェクトデータとして収録しています。これらのデータに対して規模・工数・工期などの相互関係を示す定型化した統計分析を行うことで、定量データの実践的な活用を可能にしています。
 IPA/SECでは、本書がソフトウェアの開発に携わる発注者や受注者等に幅広く活用され、ソフトウェア開発の課題解消に寄与することを期待します。

■「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」の概要・特徴

 本書の目的のひとつは、各種業種や大小様々な規模のプロジェクトを複数の企業から満遍なく収集することで、「定型化された統計分析を継続し、モノサシとしての精度を高めていくこと」です。プロジェクト規模、期間、工数等の各種プロファイル特性が含まれたプロジェクトデータを毎年追加収集しているので、母集団の偏りが減少し、分析結果がより精度の高いものとなっています。そのため、利用者は自社のデータが充分に収集できていなくても、本書のデータを補完的に用いて工数や工期などの分析や、掲載データから他社(業界)の状況を把握し、自社の強み・弱みを分析するモノサシとしての活用が可能です。
 またもうひとつの目的は「特有の課題やテーマに応じて分析の対象を拡張し、新たなモノサシや課題抽出の切り口を提案すること」であり、本年は新たに、開発の効率向上および品質強化に寄与する、1) システム開発の生産性を検証できるデータ、2) システム開発の品質強化に役立つデータ、を加えています。
 このように継続的に定点観察を行っているため、本書は開発規模の遷移や期間の長短といったソフトウェア開発に関する傾向を把握する“ベース” になります。なお、収集している定量データは機密性の高いものですが、公的機関であるIPAの取組みへの理解のもと各企業の協力により提供されており、IPA/SECでは匿名化処理を行った上で、統計情報として掲載しています。

 

「ソフトウェア開発データ白書2010-2011」はAmazon(http://www.amazon.co.jp)にて購入できます。

  定価:本体 1,905円(税別)
  ISBN 978-4-9905363-3-6
  発行:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
 

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