2010年10月19日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、コンピュータウイルスや不正アクセスに関する複数の相談窓口を統合し、マルウェア※1 および不正アクセス全般の相談に一元的に対応する、「情報セキュリティ安心相談窓口」としてリニューアルしました。
IPAは、1990年4月に当時の通商産業省(現在の経済産業省)が告示した「コンピュータウイルス対策基準」および1996年8月に告示した「コンピュータ不正アクセス対策基準」に基づき、国内のコンピュータウイルスや不正アクセスに関する届出を受け付け、コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況として公表するとともに、被害者からの相談への対応や注意喚起、啓発活動等を行なっています。
このうちの相談対応について、当初は「ウイルス110番」と「不正アクセス相談」の2種類の窓口にて応じていましたが、2006年3月にWinnyのようなファイル共有ソフトを介した情報漏えいに関して「Winny緊急相談窓口(winny119番)」を開設、2008年9月には特定の組織や個人を狙って送られる標的型攻撃メールウイルスに関して「不審メール110番」を開設するなど、変化する攻撃の形態と、それに伴う相談内容の変化に対応してきました。
最近では「偽セキュリティ対策ソフト ※2」、「ワンクリック請求 ※3」、「『ガンブラー』とよばれる攻撃手法 ※4」など、今までのコンピュータウイルスや不正アクセスの範疇を超えた相談も増加しています。また今後は、パソコンだけではなく携帯電話やスマートフォンと呼ばれる携帯端末なども攻撃の対象となることが予想されます。
そのためIPAでは、変化する相談内容に継続的に対応するとともに、相談窓口選択の必要を無くし、速やかに適切な情報を提供することを目的として、複数の相談窓口を一本化し、「情報セキュリティ安心相談窓口」を設置しました。あわせて、時間外でも多くの問題を解決できるよう、ウェブサイトのFAQ(よくある質問と回答のリスト)の充実を図ります。また、IPAの相談対応範囲外の相談についても、簡単な説明と適切な相談窓口へのリンクをFAQに掲載していきます。
※1 |
コンピュータの動作を不安定にしたり情報を盗むなど、利用者に害を与える悪意あるソフトウェアの総称 |
※2 |
嘘の情報を表示してパソコン使用者の恐怖心をあおり、それらを解決するには有償版の製品が必要であるとして、金銭を騙し取るタイプのウイルス |
※3 |
アダルトサイトで数回クリックするだけで、ウェブサイト運営者が利用者の意思に反して「会員登録」を行い、料金を請求する手口 |
※4 |
「ウェブサイト改ざん」と「ウェブ感染型ウイルス(ウェブサイトを閲覧するだけで感染させられてしまうウイルス)」を組み合わせて、多数のパソコンにウイルスを感染させようとする手口 |
Tel: 03-5978-7527 Fax: 03-5978-7518 E-mail:![]()
Tel: 03-5978-7503 Fax:03-5978-7510 E-mail:![]()