2010年8月4日
独立行政法人情報処理推進機構
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2010年7月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2010/08outline.html
IPAに寄せられる「ワンクリック請求」に関する相談件数が、2010年6月で累計2万件を超えました。毎月の相談件数においても、2010年に入ってから常に600件以上で推移しており、一向に被害が減少していません。これらのほとんど全てが、アダルトサイトに関係する被害でした。
被害が減らない要因としては、「ワンクリック請求」を行うウェブサイトと、このようなウェブサイトの罠を知らないパソコン利用者の両者が、未だ多数存在していることが挙げられます。
今月の呼びかけでは、改めて「ワンクリック請求」の被害に遭わないための注意点を解説しています。内容は(1)「ワンクリック請求」の現状、(2)被害に遭わないために最低限注意すべきこと、(3)IPAに相談があったサイト、(4)最後に、で構成しています。詳細は添付資料をご参照ください。
7月のウイルスの検出数※1 は、約4.7万個と、6月の約4.1万個から15.9%の増加となりました。また、7月の届出件数※2 は、1,209件となり、6月の1,245件から2.9%の減少となりました。
※1 検出数 : 届出にあたり届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)
※2 届出件数 : 同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1日何個検出されても届出1件としてカウントしたもの。
・7月は、寄せられたウイルス検出数約4.7万個を集約した結果、1,209件の届出件数となっています。
検出数の1位は、W32/Netskyで約3.1万個、2位はW32/Autorunで約9千個、3位はW32/Mydoomで約5千個でした。
2010年7月の不正プログラムの検知状況では、6月のADCLICKERのように急増した事例はありませんでしたが、FAKEAVやDOWNLOADERの増加が確認されました。
このような不正プログラムはメールの添付ファイルとして配布されるケースが多く、そのメールの配信にはボット※3に感染したパソコンが悪用されることがあります。
※3 ボットとは、コンピュータウイルス等と同様な方法でコンピュータに感染し、そのコンピュータをネットワークを通じて、外部から操ることを目的として作成されたプログラムです。
7月の届出件数は14件であり、そのうち何らかの被害のあったものは9件でした。
不正アクセスに関連した相談件数は44件(うち3件は届出件数としてもカウント)であり、そのうち何らかの被害のあった件数は23件でした。

被害届出の内訳は、侵入5件、DoS攻撃1件、なりすまし3件、でした。
「侵入」の被害は、ウェブページが改ざんされていたものが2件(不正なコードの挿入1件、フィッシングに悪用するためのコンテンツ設置1件)、外部サイトを攻撃するツールを埋め込まれ、踏み台として悪用されていたものが3件でした。侵入の原因は、詳細は判明していないが“ガンブラー”の手口だと推測されるものが1件、phpMyAdminの脆弱性を突かれたものが1件でした(他は原因不明)。
「なりすまし」の被害は、オンラインサービスのサイトに本人になりすまして何者かにログインされ、サービスを勝手に利用されていたもの(オンラインゲーム3件)でした。
7月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は2,133件でした。そのうち『ワンクリック請求』に関する相談が805件(6月:755件)、『セキュリティ対策ソフトの押し売り』行為に関する相談が5件(6月:7件)、Winnyに関連する相談が3件(6月:2件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が1件(6月:0件)、などでした。
*合計件数には、「不正アクセスの届出および相談の受付状況」における『相談(d)計』件数を内数として含みます。
Tel: 03-5978-7527 Fax: 03-5978-7518 E-mail:![]()
Tel: 03-5978-7503 Fax:03-5978-7510 E-mail:![]()