プレス発表
OSSモデルカリキュラム導入実証事業の報告書および開発教材等の公開
〜高等教育機関におけるOSS教育導入促進のために〜
2010年5月31日
独立行政法人 情報処理推進機構
オープンソースソフトウェア(OSS)
1は、Linux(OS)やPostgreSQL(データベースソフトウェア)などを代表に、情報経済社会を支えるソフトウェアとしての地位を確立しつつあります。OSSは、コミュニティなどのオープンな環境で開発されるなど、その開発手法やライセンス形態が一般の商用ソフトウェアと異なっています。そのため、OSSを有効に利活用するためには、OSSコミュニティに参加し運営するスキルや、OSSについての専門知識、技術力が必要となります。一方で、IPAがここ3年間毎年実施している「OSS活用ビジネス実態調査
2」では、OSS技術者が「不足している」と回答した企業が4割程度あるなど、OSSについての知識等を有する人材が十分に供給されているとはいえません。
そのため、IPAオープンソフトウェア・センター 人材育成ワーキンググループでは、産業界の二―ズおよびわが国の現状等を踏まえ、大学・高専・専修学校・企業研修機関等の高等教育機関でOSS教育を行なう際の参考となるよう、シラバスと学習ガイダンスによって構成する「OSSモデルカリキュラムV1」を2008年10月に策定・公開しました。同カリキュラムの策定後には、高等教育機関でOSS教育の導入が促進されるよう、同カリキュラムを参考にした教材の開発およびその教材を用いて実際に講義等を実施する導入実証事業を進めています。このたび、本導入実証事業4件が完了したので、報告書と同事業で開発された教材等を公開しました。本導入実証事業で開発された教材等は、他の教育機関において活用が可能となるよう、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1
3を適用しています。
なお、事業成果の公開にあたってはIPAウェブサイトの「オープンソフトウェア」カテゴリー内に、OSS人材育成のページを新たに作成しました。導入実証事業の報告書・開発された教材がダウンロード出来るほか、これまで公開したOSSモデルカリキュラムの情報も記載しています。
これら公開情報が、わが国のIT関連の高等教育機関におけるOSS教育、またはその教育に使用される教材作成の一助となり、わが国のOSS人材供給の活性化につながることを期待します。
プレスリリースの全文は以下のPDFをご覧ください。
プレスリリース全文(170KB)
1 |
オープンソースソフトウェア(OSS):ソースコードが無償で公開され、誰でもその改変と再配布が自由にできるソフトウェア。 |
2 |
OSS活用ビジネス実態調査:IPAが2007年度から2009年度まで毎年実施している「わが国のOSS活用ITソリューション市場の現状と将来展望に関する調査」。
http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/seika_1004.html |
3 |
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1:非営利団体であるクリエイティブ・コモンズによる、プログラム著作物以外の、画像、映像、楽曲、文学作品などの「コンテンツ」をフリーに流通させようとする仕組み、あるいはそこで使われるライセンス方式。 |
本件内容に関するお問い合わせ先:
IPA オープンソフトウェア・センター 伊藤
Tel:03-5978-7507 Fax:03-5978-7517
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報道関係からのお問い合わせ先:
IPA 戦略企画部広報グループ 横山 / 大海
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