2008年11月4日
独立行政法人 情報処理推進機構
独立行政法人情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:西垣 浩司)及び日本OSS推進フォーラム(代表幹事:日本電気株式会社 代表取締役 執行役員社長 矢野 薫)は、オープンソースソフトウェア(OSS)の活用を促進するため、2008年10月30日(木)〜31日(金)の2日間にわたり、中国無錫市において開催された「第7回北東アジアOSS推進フォーラム」に共催団体として、参加しました。日本・中国・韓国の産業界、研究機関、大学、政府関係者など約200名の参加がありました。なお、次回フォーラムは、来年東京で開催することが合意されました。
北東アジアOSS推進フォーラムは、日本OSS推進フォーラム、中国OSS推進連盟、韓国OSS推進フォーラムが協調して、OSSの普及・発展に向けた活動を行っています。全体会合では、各国のフォーラム代表者による基調講演、ワーキンググループ(WG)の活動報告、OSS関連の最新事情の情報交換、各国で選ばれたOSS貢献者の共同表彰等が行われました。

第7回北東アジアOSS推進フォーラムでは、日中韓のフォーラム参加者が各WGから報告された成果と今後の計画に基づき、次の点を合意しました。
3つのWGからの報告された主な活動成果と今後の計画は、以下のとおりです:
1. WG1:技術開発・評価 |
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(1) |
OpenDRIM プロジェクトは、2008年12月に「OpenDRIM 2008suite」をリリースする。本プロジェクトは、市場ニーズに対応して、オープンな標準に基づく新機能の開発と「OpenDRIM 2009suite」への統合を継続し、2009年開催の次回フォーラムまでにリリースする。 |
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(2) |
Crackerjack プロジェクトは、2008年4月に273のシステムコール・テスト機能を持つ「Linuxカーネル互換性テストツール第2.0版」をリリースした。本プロジェクトは、全部で300のシステムコール・テスト機能の開発と改良を継続し、2009年に「Linuxカーネル互換性テストツール第3.0版」をリリースする。特に、本プロジェクトはLTP (Linuxテスト・プロジェクト)やAutotestのような世界的なテスト・コミュニティとの強固な協力を行うよう努力する。 |
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(3) |
セキュリティ・プロジェクトは、セキュアOSの監視・操作を行うためのOSSセキュリティ・モジュールを開発し、2008年3月に成果をリリースした。 |
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(4) |
WG1の今後の活動方向については、日中韓の協力から、世界的なコミュニティへの貢献に転換していくことを確認した。 |
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2.WG2:人材育成 |
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(1) |
WG2は2007年12月に「北東アジアOSS人材育成に関する報告書(ドラフト第1.0版)」を策定し、2008年10月に報告書第1版として公表した。WG2はOSS関連スキルセット及びスキルレベルを含む分析成果の改善を継続する。 |
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(2) |
WG2は本会合において、「北東アジアOSS人材育成に関するモデルカリキュラム(ドラフト第1.0版)」を策定し、パブリック・コメントを募集するために公表することに合意した。WG2は日中韓のモデルカリキュラム改良及びOSS専門家の相互認定スキームについて、議論を継続する。WG2はフォーラム又はWG2の名称で公表する文書について、全員一致の決定プロセスを採用する。 |
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(3) |
WG2は本会合において、OSS教科書の出版を奨励する最初のステップとして、OSS教科書の展示会を開催した。 |
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(4) |
WG2は技術、コミュニティ、戦略分野におけるOSS人材開発を促進するために、「日中韓OSS賞」と「日中韓OSS特別貢献賞」の授与を継続することを合意した。 |
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3.WG3:標準化・認証研究 |
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(1) |
WG3は「入力メソッドエンジン・サービス・プロバイダ・インターフェース仕様書」(以下、IME-SPI仕様書)を完成し、これを承認した。IME-SPI仕様書は、中国語、日本語、韓国語を含む複数の言語を処理するための共通入力メソッドの開発者にとって、有益であることが期待されている。 |
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(2) |
WG3は2007年に「ウェッブの相互運用性の問題に関する報告書」を公表した。また、WG3は「ウェッブの相互運用性問題の解決策に関する報告書」を完成した。 |
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(3) |
WG3は世界のコミュニティに情報提供を行うために、「北東アジアOSS推進フォーラム・ウェッブページ」から各報告書を公開する。 |
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(4) |
WG3は北東アジア各国の共通的な関心事項を探索することを目的として、今後のWG3活動を検討するタスクフォースを設置し、共通関心事項、プロジェクトの提案等を行う。タスクフォースは活動成果として、報告書を提供する。 |
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