2008年8月11日
経済産業省
独立行政法人 情報処理推進機構
独立行政法人情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:西垣 浩司)は、2008年度上期の「未踏IT人材発掘・育成事業」の公募を行った結果、提案テーマ数105件(応募総数は190件(注))の中から、18件の採択プロジェクトを決定しました。
未踏IT人材発掘・育成事業は、ソフトウェア関連分野においてイノベーションの創出につながるような独創的なアイデアや技術を持ち、これらを活用していく能力を有する優れた個人(クリエータ)を、優れた能力と実績を持つプロジェクトマネージャー(以下「PM」)のもとに発掘・育成するものです。
本事業の実施にあたっては、特に独創性を評価するため、産学界から専門知識を持つPMを委嘱しています。2008年度のPMは以下のとおりです。
審査は、本事業の趣旨である独創性あふれるアイデアや未踏性に富んだ人材の発掘・育成という観点を踏まえ、各PMそれぞれの審査基準によって行われました。各PMにより選定された採択候補を元に、2008年度上期は全体で18件のプロジェクトを採択しました。採択者の平均年齢(2008年4月1日現在)は27歳となっております。
○2008年度 上期 PM別申請数及び採択数
| PM | 所属 | 申請数 | 採択数 | |
| 1 | 石川 裕 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授 | 16 | 2 |
| 2 | 竹田 正幸 | 九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授 | 13 | 3 |
| 3 | 田中 二郎 | 筑波大学 大学院システム情報工学研究科長 | 54 | 3 |
| 4 | 畑 慎也 | サイボウズ・ラボ株式会社 代表取締役社長 | 42 | 2 |
| 5 | 古川 享 | 慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授 | 15 | 4 |
| 6 | 松原 健二 | 株式会社コーエー 代表取締役執行役員社長COO | 8 | 1 |
| 7 | David J. Farber (ディビット・ファーバー) |
Distinguished
Career Professor of Computer Science and Public Policy, Carnegie Mellon University (カーネギーメロン大学 特別優秀教授) |
1 | 1 |
| 8 | 勝屋 久 | Venture BEAT Project 主宰 | 38 | 2 |
| 9 | 加藤 和彦 | 筑波大学 大学院システム情報工学研究科 教授 | 3 | 0 |
| (敬称略) | 合計 | 190 | 18 |
プロジェクト終了後、各PMそれぞれの審査基準によって各クリエータの開発成果を審査し、特に優れた実績を収めた者を「スーパークリエータ」として選出・認定します。
(注)未踏IT人材発掘・育成事業では、同一テーマで複数PMへの応募が可能であり、複数PMへの応募を除いた提案テーマ数は105件ですが、複数PMへの応募を含めた応募総数は190件となります。
○PM別チーフクリエータ及び採択テーマ名
| 石川 PM | 1 | 山田 浩之 (会社員) |
全文検索エンジンLuxの開発 |
| 2 | 加藤 明生 (フリー) |
Web接続型ウィンドウマネージャの開発 | |
| 竹田 PM | 1 | 宮原 克典 (学生) |
分散共有空間を実現する3Dメッセンジャの開発 |
| 2 | 長井 啓友 (学生) |
パターンマッチング向けデータベースシステムの開発 | |
| 3 | 西川 玲 (学生) |
スケッチ入力インタフェース「SKIT」の開発 ~Draw anywhere in the same way~ | |
| 田中 PM | 1 | 青木 貴司 (学生) |
思い出の想起を目的とする写真画像を用いた仮想時空間の自動生成システム |
| 2 | 北山 朝也 (会社員) |
リビングにネットコンテンツを届けるDLNAサーバソフトウェア「coRockets」の開発 | |
| 3 | 玉城 絵美 (学生) |
直感的な操作のための3次元ジェスチャ認識ライブラリの開発 | |
| 畑 PM | 1 | 吉水 智宗 (会社員) |
商品への関心情報を軸にしたつぶやきコミュニケーションサービス |
| 2 | 木浦 幹雄 (学生) |
Webサイト閲覧中のユーザ行動を可視化する | |
| 古川 PM | 1 | 鎌田 長明 (会社員) |
多メディア災害時情報収集プラットフォームと支援活動補助アプリケーションの開発 |
| 2 | 李 相錫 (学生) |
知的活動支援システム | |
| 3 | 角田 哲也 (学生) |
Augmented Earth:拡張現実感によるバーチャル地球とリアル地球の融合 | |
| 4 | チェン ハンロン ドミニク (会社員) |
「ThoughtTrace」:思考プロセスの歴史を動的に記録・解析・表現する | |
| 松原 PM | 1 | 青木 俊介 (学生) |
目玉型アンビエント・ロボティック・メディアの開発 |
| Farber PM | 1 | 内田 和隆 (会社員) |
Development of 3D modeling system and API for indoor environment |
| 勝屋 PM | 1 | 浅井 勇樹 (学生) |
アルゴリズム実証システムの開発 |
| 2 | 人見 琢也 (会社員) |
プログラム融合変換を用いた分散処理環境の開発 |
※掲載の順番はPM毎の提案申請受付順
今回、各PMにより採択されたプロジェクトの提案テーマ概要、採択理由及び採択金額については、後日、IPAのWebサイト(下記URL)において公開します。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_1/hontai/k_koubokekka.html
今後、本事業を通じて発掘された「スーパークリエータ」が、次世代の我が国IT産業界を担う人材として活躍していくことを期待します。
■ 詳細については以下のPDFファイルをご参照ください。
ニュースリリース全文
(PDFファイル、181KB)
