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「情報処理技術者試験 新試験制度の手引」−高度IT人材への道標−の公表について


掲載日 2007年12月25日
独立行政法人 情報処理推進機構


 独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原武平太)では、2007年7月20日にとりまとめられた産業構造審議会情報経済分科会情報サービス・ソフトウェア小委員会人材育成ワーキンググループの報告書「高度IT人材の育成をめざして」の中で示された試験制度改革の方向性を踏まえ、「新試験制度審議委員会」を2007年4月に設置し、11月まで6回にわたり新試験制度の具体化について議論を行ってまいりました。
 9月7日の「中間報告書」公表後、パブリックコメントを9月27まで実施し、その結果も踏まえ、さらに検討を加えた結果、このたび「最終報告書」としてとりまとめを行いましたので公表いたします。


1.背景

 

 あらゆる経済活動へのITの浸透、産業全般のグローバル大競争の激化等の中で、わが国が国際競争力を維持強化していくためには、今後10年先を見据えたIT人材育成戦略を構築することが急務になっています。そのためには、今後、わが国が目指すべき高度IT人材像に即したキャリアと求められるスキルを示した共通キャリア・スキルフレームワークを構築する必要があることが人材育成ワーキンググループ報告書の中で提言されました。
 IPAでは、共通キャリア・スキルフレームワークの下で客観的な人材評価メカニズムを構築するため、情報処理技術者試験を抜本的に改定し、ITスキル標準(ITSS)1 、組込みスキル標準(ETSS)2 、情報システムユーザースキル標準(UISS)3 の各人材スキル標準との整合化を図り、同フレームワークを参照モデルとしてレベル判定の尺度に利用できるよう、「新試験制度審議委員会」において新しい試験制度の具体的な設計を進めてきました。


1ITSS:IT Skill Standard 各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標であり、産学におけるITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「ものさし」を提供しようとするものです。
2ETSS:Embedded Technology Skill Standards 組込みソフトウェア開発に必要なスキルを明確化・体系化したものであり、組込みソフトウェア開発者の人材育成・活用に有用な「ものさし」を提供しようとするものです。
3UISS:Users' Information Systems Skill Standards 企業における情報システム機能の最適配置及びこれに必要となる人的資源の把握と的確な人材育成に有用な「ものさし」を提供しようとするものです。
 

2.「最終報告書」の公表

 

 「新試験制度審議委員会」の議論の成果を中間的にとりまとめた「中間報告書」を9月7日に公表し、その後9月27日までの間パブリックコメントを実施いたしました。「新試験制度審議委員会」では、パブリックコメントにおいて寄せられました多くのご意見等を踏まえ、「中間報告書」に対して多くの改善を行い、その結果を「最終報告書」としてとりまとめました。
 また、新設する「ITパスポート試験」への理解を深めていただくために、サンプル問題を含む「ITパスポート試験の手引」を、「最終報告書」に一体のものとして追加しました。
 最終報告書における中間報告書との主な変更点は次のとおりです。

 

(1)

新試験と現行試験の対応関係について、試験制度改正後も現行試験の合格者が適切に評価されるよう対応関係を明確に整理しました。

 

(2)

平成21年度春期から、すべての試験区分を新試験制度で実施することとしますが、現行試験区分のうち、初級システムアドミニストレータ試験については、十分な周知期間の設定の要望等を踏まえ、平成21年度春期試験まで継続実施することとしました。

 

(3)

ITパスポート試験について、試験の公平性を確保しつつ、確実かつ安定的にCBT方式による試験を実施するためには入念な準備が必要であるため、試験開始当初はペーパ方式で実施した上で、平成23年度を目途に本格的なCBT方式の導入を目指すことにしました。

 

(4)

「共通キャリア・スキルフレームワーク」について、情報処理技術者試験とITSS、ETSS、UISSの各スキル標準との整合性を図る観点から詳細な検討を進め、「産業構造審議会人材育成WG報告書」に示された表の大分類・中分類・小分類(知識項目)に対し所要の変更を行い、特に組込みシステムに関する知識項目を多く追加しました。
その他、人材像や出題範囲などの所要の修正を行いました。
 

3.今後の試験実施スケジュール

 

(1)

平成20年度秋期試験までは、すべての試験区分を現行試験制度で実施します。

 

(2)

平成21年度春期試験から、すべての試験区分を新試験制度で実施します。
現行試験区分のうち初級システムアドミニストレータ試験については、平成21年度春期試験まで継続実施します。
 

4.公表資料名

 

(1)

「情報処理技術者試験 新試験制度の手引 −高度IT人材への道標(みちしるべ)−」
    新試験制度審議委員会報告書

 

(2)

「ITパスポート試験の手引」
    新試験制度審議委員会レベル1試験ワーキンググループ報告書

 

(3)

「情報処理技術者試験 新試験制度のプロフィール −高度IT人材への道標(みちしるべ)−」

 

(4)

「パブリックコメントの概要等について」
    (パブリックコメントの結果概要及び寄せられたご意見と回答)

 

参考資料

 

(5)

「高度IT人材の育成をめざして」
    産業構造審議会情報経済分科会 情報サービス・ソフトウェア小委員会
    人材育成ワーキンググループ報告書 2007年7月20日
    http://www.meti.go.jp/press/20070720006/20070720006.html
 

5.資料入手方法

 

IPA 情報処理技術者試験センター ホームページ
    http://www.jitec.jp/1_00topic/topic_20071225_shinseido.html

 なお、関連する省令等の改正については12月28日(金)に公表される予定です。


■プレスリリースの全文は以下のPDFをご覧ください。
 プレスリリース全文PDFファイル(プレスリリース全文)(20KB)



本内容に関するお問い合わせ先:


独立行政法人 情報処理推進機構  IT人材育成本部情報処理技術者試験センター 林/山内/笠井/金澤
TEL:03−5978−7600(代表) 03−5978−7608(直通)

 


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