1.ソフトウェア関連分野における世界での成功例を見ると、独創性を有した優れた個人により比較的短期間で生み出されたものが多く、我が国においてもゲームソフトウェアや携帯電話などIT市場での独創的な技術等の成功事例を見つけることができます。しかし、まだその数は少なく、独創的な技術やビジネスシーズを有する天才プログラマー/スーパークリエータの卵が埋もれている可能性が高いといえます。
2.「未踏ソフトウェア創造事業(注1)」はこのような人材の発掘・育成を目的としてIPA(注2)において実施されている事業です。2004年度第2回の審査で、提案テーマ数137件(応募総数は230件(注3))の中から、46件を採択して事業を実施し、このうち13名について担当プロジェクトマネージャーから「天才プログラマー/スーパークリエータ」との評価を得ました。
3.これにより、本事業では、2000年度からの累計で75名の「天才プログラマー/スーパークリエータ」を発掘しました。また、今回採択した46件の開発成果については、会社設立や事業化が決定したもの、世界的な学会の論文集に掲載されたもの等、ビジネス面あるいは学術面から高く評価されたものが、現時点で15件あります。
4.今後、本事業を通じて発掘された天才プログラマー/スーパークリエータが、次世代の我が国IT産業界を担う人材として活躍していくことが期待されます。
(注1)未踏ソフトウェア創造事業とは、
@ 創造性等に秀でたソフトウェアの開発を行う優れた能力を有する個人(又はグループ)を支援する
A 個人のアイディアを積極的に評価する観点から、複数の審査員による合議制ではなく、自らも秀でた実績と能力を持つプロジェクトマネージャーが、独自の視点からプロジェクトの選定を行い、その後の進捗管理、評価まで責任を負う
B 個人(又はグループ)が開発等に没頭できるようにし、メンター役も果たせるプロジェクト管理組織を設け、プロジェクト管理や成果報告書の作成等を支援する
という3つの点で、これまでの国によるソフトウェア開発支援制度とは異なる他に類を見ない制度として、高い評価を受けている事業です。
(注2)IPAとは、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は「情報処理の促進に関する法律」(1970年5月22日法律第90号)に基づいて1970年に発足した情報処理振興事業協会を前身とし、同法の一部改正により、2004年1月5日に新たに発足した政府関係機関(独立行政法人)です。情報処理の高度化を推進するため、プログラムの開発及び利用の促進、情報処理サービス業等に対する助成、情報セキュリティ対策、人材育成等の事業を実施しています。
(注3)未踏ソフトウェア創造事業では、同一テーマで複数PMへの応募が可能であり、複数PMへの応募を除いた提案テーマ数は137件ですが、複数PMへの応募を含めた応募総数は230件となります。
※全開発案件の採択者の氏名(所属)、委託金支払額、テーマ概要、PMによる開発成果の評価については、後日テーマ毎に以下のURLにて公開いたします。
<http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/2004mito2/>
■ 詳細については以下をご参照ください。 ・ ニュースリリース全文 (PDFファイル、144KB)
|