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1. IT社会の「安心」と「信頼」を作る

信頼できるソフトウェアとは

  私たちが安心してIT を利用するためには、ソフトウェアが信頼できる品質で作られていなければなりません。 IPA は、公的機関としての利点を活かし、特定の企業だけが有利にならないように配慮しながら、ソフト ウェアの信頼性を向上させるための取り組みを行っています。

■ ソフトウェアの信頼性を向上させる

  信頼性の高いソフトウェアを開発するには、発注者と開発者がよく相談して、何を作るかを明確にした上で、品質やコスト、納期をコントロールしていく必要があります。

  これまでは多くの場合、目標を明確にしないまま開発を始め、後でスケジュールや予算にしわ寄せが生じたり、システムが不安定になったりする問題が起きていました。しかし、開発ノウハウは各社の貴重な財産でもあることから、企業の枠を超えた改善はなかなか進みませんでした。

  IPAは公的機関として、特定企業の利害にとらわれることなく、こうした問題点を明らかにしてきました。そして、品質を目に見える形で測れる「ものさし」となるツール群の提供を通じ、ソフトウェアの信頼性向上に努めています。

■ 高品質なソフトウェアの開発をサポート

  IPA では、ソフトウェア開発の各分野ごとに、課題解決に向けた取り組みを続けています。

  エンタプライズ系ソフトウェアは、鉄道や電気などの社会基盤(インフラ)を支えるソフトウェアです。大規模システムの多いこの分野では、信頼性の高い情報システムの効率的な開発手法や、「見える化」(可視化)や「測る化」(現 状分析)などの管理手法の整備・普及を進めています。

  組込み系ソフトウェアは、家電製品や自動車などに組み込まれて、それらを動かす(制御する)ソフトウェアです。この分野では、ソフトウェアの品質が製品の品質に直結するため、高品質な組込みソフトウェアを効率的に開発するための実践的な開発手法の整備・普及に努めています。

  統合系ソフトウェアは、ネットワーク環境下で他のソフトウェアと連携しながら動くソフトウェアです。最近ではこの分野の重要度が増していることから、企画段階を重視した信頼性の高いソフトウェアの開発・管理技術や、信頼性向上策などの普及・推進を行っています。

■ ソフトウェアの品質を証明する

  最近では、ソフトウェアを開発した企業自身が「高品質だ」と言うだけでは、利用者は納得してくれません。一方、先進的なソフトウェアなどの場合、使われる技術が新しすぎて、評価すること自体が難しいケースも出てきました。そのため、公平な視点でソフトウェアの品質を確かめて、利用者の判断を助けるしくみが求められています。

  そこでIPAでは、開発企業からも利用者からも独立した第三者がソフトウェアの品質を評価し、専門的な知識のない一般の利用者にも分かる形で情報提供するしくみの構築に向けた取り組みを進めています。これにより、ソフトウェアの品質に客観的な裏付けが与えられ、誰もが安心して製品を選べるようになります。

ソフトウェア品質監査制度(仮称)検討の背景と経緯