平成14年度未踏ソフトウェア創造事業「未踏ユース」


採択プロジェクト概要

1.担当PM 竹内 郁雄 (電気通信大学 情報工学科 教授)
2.開発者氏名 清木 昌 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 修士課程)
3.プロジェクト管理組織 株式会社メディアフロント
4.テーマ名 大規模RPGのためのシナリオ記述言語と統合開発環境の開発
5.採択金額 3,000,000円
6.テーマ概要

 アミューズメントソフトウェアの分野においては、各社が独自に開発した実行エンジンと開発環境を用いてソフトが制作されている。しかし、ロールプレイングゲーム(RPG)やアドベンチャーゲーム(ADV)などと分類されるインタラクティブなストーリー展開を本質とするゲームにおいては、見た目こそゲーム毎にまるで異なるものの、その基本となるシナリオの実行制御の性質は共通している。

 シナリオの大規模化とネットワークゲームの登場によるシナリオの複雑さの爆発に既存の開発環境の資産では対応しきれない現状に対し、新たにしっかりと設計されたシンプルで且つ柔軟なシナリオ記述言語を作成し、GUIにより容易に使用可能な統合開発環境とその環境上での各種のモデル検証を実装する。

 これにより、開発環境を整備することによって大規模なシナリオの管理が非常に容易になることを示し、ひいてはアミューズメントソフトウェア業界全体の生産性の向上を図るのが当提案の目標である。

7.採択理由

実はこのテーマは、PM自身が昔から興味があり、やりたいと思っていたものである。ゲームソフト開発の現場できっと欲しいシステムだと思うのだが、それをゆっくり開発している暇もないのがゲーム業界だろう。プレゼンも明解であった。こういう感じの人をユースで育てたいという典型例である。この開発が、ソフトウェアの自動検証の研究にちゃんとつながるというのも立派で、学業へのつなぎもスムーズだ。