平成14年度未踏ソフトウェア創造事業


採択案件評価書

1.担当PM  村岡 洋一(早稲田大学 理工学部情報学科 教授)
2.採択者氏名 代表: 伊部 浩章 (早稲田大学 理工学研究科情報科学専攻 中島研究室)
共同開発者: 芥川 知義 (早稲田大学 理工学研究科情報科学専攻)
         鈴木 寛 (早稲田大学 理工学研究科情報科学専攻)
         服部 貴彰 (早稲田大学 理工学研究科情報科学専攻)
         山本 絋司 (早稲田大学 理工学研究科情報科学専攻)
3.委託金支払額  5,700,000円
4.プロジェクト実施管理組織  株式会社ジェイ・テック・プレーヤーズ
5.テーマ名  ユビキタス環境における情報家電制御ミドルウェア
6.関連Webサイトへのリンク  なし
7.プロジェクト概要

ユビキタス環境における家電制御用の新しいミドルウェア"Unit System"は機器やアプリケーションに対して柔軟なユーザインターフェースを提供する。

8.採択理由

分野=ミドルウェア(ユビキタス)。
ユビキタス環境へのミドルウェアを提供する独創性を評価しました。また、最終成果物のイメージが明確で、システム開発指向である点も考慮して、採択としました。
なお、申請者は早稲田大学大学院に属する学生ですが、当該PMとは個人的な面識はありません。

9.開発目標

様々な機器にコンピュータが組み込まれ、それらの機器が通信することによって新しい生活を可能とするユビキタス環境の到来が予想されているが、そうした環境下で一般ユーザがいかにコンピュータを意識しないで生活が出来るかは重要な問題であり、本プロジェクトではこの問題を解決するために機器やアプリケーションに対し柔軟なインターフェースを提供するミドルウェアを開発する。

10.進捗概要

 7〜12月 UnIServer機能開発
 7〜12月 UnIProxy機能開発
 7〜12月 UnIInput/Output機能開発
 7〜12月 UnIController機能開発
 7〜12月 UPnP,Jini対応AP開発
 1〜 2月 システム統合とテスト

以上の作業スケジュールを7月21日のキックオフミーティングに始まり9月、10月、11月、12月の4回の進捗会議を開催して報告させ、必要な指導を行なった。さらに2月16日に展示発表会を開催して締めくくりとした。

11.成果

 本プロジェクトで開発したソフトウェアはあらゆるアーキテクチャ、あらゆるOS上で動作し、アプリケーションの変更なしに使用することが出来る。ユーザインターフェースとアプリケーションを完全に切り離す事が出来たことにより、新しいユーザインターフェースの出現に柔軟に対応できる。

12.プロジェクト評価

あらゆる機器がコンピュータ化され、制御が多様化、複雑化するこうした状況は利用者にかえって利便性を提供せず、ユビキタス環境の普及を妨げることになる。こうした状況を解決する手段としてアプリケーションとインターフェースを明確に分離して利用者の利便性を高め、開発者の開発を容易にさせるミドルウェアを構築したことは高く評価したい。

13.今後の課題

サポートする入力デバイスの充実やセンサーデバイスの拡充を進める事により、より一層実用性の高いシステムに進化する。