平成14年度未踏ソフトウェア創造事業
採択テーマ概要
| 1.担当PM | 増井 俊之(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー) |
| 2.採択者氏名 | 五十嵐 健夫 |
| 3.テーマ名 | 3次元グラフィクスを手軽に作成するためのソフトウェア |
| 4.採択金額 | 10,000,000円 |
| 5.テーマ概要 計算機による3次元コンピュータグラフィクス(CG)は、近年映画やコマーシャルフィルムやビデオゲームに大量に利用されるなど、身近な存在となってきている。しかし、これらはあくまでもプロの表現者によって作成されたものを「鑑賞」するだけであり、個々人が身近な道具として3次元CGを自由に作成し利用できるようにはなっていない。申請者は、3次元CGの作成・利用を簡単に行えるインタフェースをデザインすることによって、現在のワードプロセッサーや表計算ソフトウェアのように、個々のユーザが日常的な場面で思考やコミュニケーションの道具として活用できるような三次元CG作成利用環境を実現することを目指して、研究開発を行っている。本プロジェクトでは、これまでの成果を踏まえ、以下のようなソフトウェアの開発を行う。 1) 3次元キャラクタのアニメーションを手軽に作成するソフトウェア 現在、3次元アニメーションを作成する手法としては、キーフレーミングによる手法、モーションキャプチャーによる手法、物理シミュレーションによる手法、スクリプト言語による手法などがあるが、どれも時間をかけて完成度の高いものを作成するための手法であり、アイデアを紙にスケッチするような感覚で手軽に動作を表現するような目的には適していない。本プロジェクトでは、「ユーザがキャラクタを操る操作内容をそのままアニメーションとして記録する」システムを実現することを目標とし、それを実現する要素技術の開発を行う。 2) 3次元キャラクタに仮想的な衣服を簡単に着せるためのソフトウェア 現在、3次元キャラクタに仮想的な衣服を着せる手法としては、板状の服の部品をキャラクタの周りに注意深く配置して物理シミュレーションを適用する方法が一般的である。しかし、部品を3次元中に配置するのは困難な作業であり、また一度着せた後の服の操作方法についても頂点を一方向へ引っ張る程度のことしかできず自由度が低い、本プロジェクトでは、2次元の服のパターンと3次元キャラクタの表面上に手書きのストロークを描き、対応するストローク同士がぴったり合うようにシステムが自動的に服を着せるようなソフトウェアを実現する。 |
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| 6.採択理由 応募者は手書きによる3次元モデラやアニメーション作成システムなど各種の優れたシステムを開発した実績があり、今回の提案も3次元システム構築のための新しい手法として大変期待できると考えられるため採択させていただきます。 |
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