平成14年度未踏ソフトウェア創造事業
採択テーマ概要
| 1.担当PM | 徳田 英幸(慶応義塾大学 政策・メディア研究科委員長 環境情報学部 教授) |
| 2.採択者氏名 | (代表) 藤田 憲正 (共同開発者) 鵜川始陽、松村晋吾 |
| 3.テーマ名 | 異なる環境間における安全な通信路の構築 |
| 4.採択金額 | 12,000,000円 |
| 5.テーマ概要 このプロジェクトは、異なる環境間における VPN を実現することによりユビキタスな環境を安心して使えるようにしようというものである。 最近、ユビキタスな環境を実現する一端を担う無線 LAN が急速に普及しているが、メディアの特性上、盗聴が非常に容易である。他方、一般的に使われているアプリケーションプロトコルはその起源が古く、データの秘匿性が考慮されていない。これでは、安心してユビキタスな環境を利用できない。なお、例として、典型的な無線 LAN を出したが、いわゆるインターネットにおいてもデータの秘匿性を考慮することは重要である。 これらを解決するためのアプローチは、いくつか考えられる。例えば、新たに安全なプロトコルを作るというのは一つの方法である。また、既存の安全なプロトコルを安全でないプロトコルとうまく組み合わせることにより、解決できる場合もある。しかし、これらのアプローチではうまく行かないことがある。前者においては、新しいプロトコルが普及することはなかなか難しく、通信相手がそのプロトコルに対応しているとは限らないという問題が、後者においては、どうしても組み合わせることのできない状況が往々にして発生する。 そこでこれらの問題を一挙に解決する手段として VPN というアプローチを提案することとする。 現在考えられる一般的なユビキタス環境を考えた場合、クライアントは、Windows系が多く、サーバは、UNIX系が多い。そのため、異なる環境間であっても、相互に安全な通信ができることは重要である。しかし、現状では、異なる環境間における VPN を考えた場合、安価に簡単にそれを実現する手段がない。その手段を提供することはユビキタスな環境をよりよくするために必要であると考える。 |
|
| 6.採択理由 ユビキタスネットワークにおいて、セキュリティが保証されている通信環境を実現することは大切である。提案されている異なる環境間で、安価で安全な通信路を構築する手法は、VPNを利用するもので実現性が高く、有効な手法であるので採択した。 |
|