平成14年度未踏ソフトウェア創造事業
採択テーマ概要
| 1.担当PM | 近山 隆(東京大学 新領域創成科学研究科 基盤情報学専攻 教授) |
| 2.採択者氏名 | 川合 史朗 |
| 3.テーマ名 | 3Dコンテンツのコラボレーティブオーサリングフレームワーク |
| 4.採択金額 | 13,000,000円 |
| 5.テーマ概要 コンピューターグラフィクスアニメーションやビデオゲーム等の3DCGコンテンツの制作を、複数のスタッフが効率良く協調して行えるフレームワークとなるソフトウェアを開発する。既存のオーサリングシステムは作業が個人で完結することを前提にしており、複数人での協調作業のためには様々なアドホックなツール開発が必要であった。提案するシステムは制作過程にある3DCGコンテンツをシーンデータベースとして論理的に一元管理し、クライアントソフトウェア(編集ツール、プレイバックツール)が必要な個所のみを読み出し、変更することを可能にする。このシステムはコンテンツの制作過程に次のような変化をもたらす。 - 各スタッフが自分の作業結果を常に全体のコンテクストの中で評価できることにより、バランスの取れたクオリティアップが容易になる。 - 一人では実現が困難なコンテンツ制作も、ネットワーク上で協力者を募ることにより実現が可能になり、独立アーティストや小規模グループがコンテンツ制作に参入することが容易になる。多くの人々が少しづつ作品の制作に貢献する、いわば「オープンソース的コンテンツ制作」のような新しい創作形態が生まれる。 - シーンデータのプレイバックツールはそのまま最終コンテンツの配信にも使えるため、制作から配信までを統一した環境で扱うことが可能になる。 システムは具体的には以下の要素から構築される。 (1) 実用規模のシーンデータベース(履歴を含むシーングラフ)をネットワーク上で分散管理するライブラリ (2) シーンデータリポジトリサーバ (3) モデリングツール、プレイバックツール 本システムの技術的な革新性は(1)にあり、(2)と(3)はそのアプリケーションである。(2)と(3)に関しては初年度はプロトタイプとするが、プロダクションユースに耐え得る実用性を最終目標とする。ソフトウェア開発は当初からオープンソースで行い、興味を持つ開発者がいつでも参加、試用できるようにする。また、サーバとクライアントが動作し始めたら公開シーンデータリポジトリをインターネット上に立ち上げ、ユーザベースの獲得を目指す。 |
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| 6.採択理由 提案者自身の経験に基づいたニーズを満たす汎用性の高いフレームワークの提案であり、具体的な提案内容も健全であると判断しました。 |
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