平成14年度未踏ソフトウェア創造事業
採択テーマ概要
| 1.担当PM | 田中 克己(京都大学大学院 情報学研究科 教授) |
| 2.採択者氏名 | (代表) 稲蔭 正彦 (共同開発者) 玉山 武、斎藤 賢爾、根津 智幸、木下 孝二、森 恭隆 |
| 3.テーマ名 | ネットワーク型映像制作支援ソフトウェア群の開発 |
| 4.採択金額 | 15,000,000円 |
| 5.テーマ概要 ネットワークを介してのコラボレーションを可能とするための映像制作支援のためのソフトウェア群の開発を提案する。 開発プラットフォームは GNU/Linux、開発ツールおよびライブラリなどはOpenSourceとして公開されているものを利用。開発するソフトウェア群も OpenSource として公開する。 a. p2p基盤ソフトウェアの拡張 映像のデータを扱うための拡張を既存のライブラリやアプリケーションに施す。調査・分析の結果により最初から開発を行うことも視野にいれる。映像データを取り扱う上で必要なタイムコードやサムネイルなど付属する情報を扱うの拡張を行う。 また、著作権や秘匿性についても考慮した実装をおこなう。XML, Database (xmlpgsql), mpeg7等の技術を利用することを考えている。 b. 脚本、ストーリーボード記述言語の開発 ネットワーク上で映像制作のコラボレーションでは、イメージの共有をいかに行うかが鍵となる。脚本およびストーリーボードを記述するための言語(XML)と表示ソフトウェアを開発する。次で説明する映像編集ソフトウェアとのデータ互換(XML) をとることで、プリプロダクションからポストプロダクションまでを ひとつの編集ラインを意識し、データの互換性を保っての制作が可能となる。 c. スクリプティング機能を備えた映像編集ソフトウェア 編集のためのスクリプティング環境の開発を行う。現在は、XMLやschema, python などによる実装を想定。このソフトウェアはモジュールの集合という形で提供することで、柔軟性・拡張性・総合性を持たせる。同時に、plug-inで機能の追加が可能な設計にし、多くの開発者が関わることができる実装とする。 (a)で提案するp2pの基盤を利用し、ネットワーク上のデータをその場所を意識せずに統一的に扱うことができるようにし、またアプリケーション間で通信を行うことで、同一のプロトコルを利用するソフトウェア間でリアルタイムに変更通知を可能とする。この2点により遠隔でのコラボレーションを行いながらの映像編集が可能になる。 |
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| 6.採択理由 ネットワーク上での映像制作支援ツールの提案であり,脚本・ストーリーボード記述言語やスクリプティング機能を持つ遠隔編集機能などは興味ある着眼点である.かなり大規模で広範囲のソフトウエア開発を提案しているが,開発内容を絞り,特徴的な部分のみに絞ることで十分興味あるシステムの開発が期待できる.以上から採択としたい. |
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