平成14年度未踏ソフトウェア創造事業


採択案件概要

1.担当PM  新部 裕(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報処理研究部門 主任研究員)
2.採択者氏名  福居 宏和
3.テーマ名  手書き文字認識用辞書のネットワーク分散データ収集システム
4.採択金額  15,000,000円
5.テーマ概要

 近年は携帯マシンでLinuxが動作することがあたりまえになってきている。
 いわゆるPDA型の携帯マシンには、キーボードがなく、タッチパネルによってすべての入力を行わなければならない。
 我々は携帯Linuxに必要なソフトウェアをオープンソース(GPL)で開発し提供するプロジェクト「式神(しきがみ)」を行っている。
 手書き文字認識システム「布目(ぬのめ)」も式神システムの部分として開発中である。
 現在、布目を含む式神システムは、第2版をリリースし、広く無償で配布を行っている。
 現在の布目の課題の一つは、手書きデータを広く収集することである。
 今回、未踏プロジェクトとして、手書き文字認識データを、インターネットを介して、広く収集するシステムを開発する。
 また、そのシステムを実際に運用し、大規模にデータを収集する。
 収集したデータは手書き文字辞書とするために、機械処理する。
 さらに、辞書用として加工の終わったデータを、広く誰もが取得し、利用できるように、本システムにより配布できるようにする。

6.採択理由

これから応用が広がるPDAの分野で重要な技術開発であると評価した。収集する手書き文字認識データが他のシステムでも利用可能とするという相互運用の考え方を評価したい。プロジェクト遂行能力については提案の内容では不十分な点があり、開発費用の査定は厳しいものとした。関連技術との関わり、研究開発の目標と取り組みについては検討が必要だが、日本発のPDA向けGUIの技術開発に期待する。