平成12年度未踏ソフトウェア創造事業
採択案件評価書
| 1.担当PM | 10.松島 克守 |
| 2.採択者氏名 | 廣田 薫 (東京工業大学大学院総合理工学研究科教授) |
| 3.プロジェクト実施管理組織 | 株式会社シーエスデー |
| 4.委託金支払額 | 27,600,000円 |
| 5.テーマ名 | 「高速配車配送計画作成支援システム」 |
| 6.関連Webサイトへのリンク | |
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7.テーマ概要 本提案は、現実の配車配送業務の複雑性と混合性を考慮し、荷主の物流コストの削減、運送業者の収益性の増加、届け先へのサービス向上などのバランスを取る共通評価基準 を策定して、実用、高速且つ高効率、柔軟性を持つ最新の高速配車配送計画作成支援システムを構築しようとするもの。このシステム構築には、高度の計算技術が不可欠であり、本提案では、各種アルゴリズム(SA、TS、GA)にファジィ推論手法を併用し、各種配車配送問題を定式化し、それぞれの高速、高精度計算モデルを新たに構築して、システムの中核技術とする。 |
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8.採択理由 下記の理由により当事業で採択される水準にあるプロジェクトと評価します。 1.現状と市場ニーズの乖離の中で開発目標が明確に同定されている。 2.基礎技術の蓄積があり実用化プロジェクトを起こすべき段階にある。 3.提案の新規性、独創性が提案者の本プロジェクトに関連する学術論文で公的に評価されている。(学術論文とは学会に発表され公開議論を経てさらに学会の選定した専門家の査読・校閲を経て新規性・独創性・有効性を確認されたものを言う) 4.上記により当開発物が本人の知的資産になりうることを確認できる。 5.開発予算が堅実に評価されて額が妥当である。 6.開発に必要な知的な開発組織・人材が準備されている。 7.開発の成功にかける気迫が感じられる。 |
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9.開発評価 従来からあるAI的手法を新たな着想により拡張し、斬新な計画作成のアルゴリズムを構築した。その精度は実際の運用現場での評価を待たざるを得ないが、そのパフォーマンスは、他のAI手法を用いたものより数倍高速化されている。その結果、条件を変えながら容易に何度も計画作成を繰り返すことができる。これにより、計画精度の向上が期待できるとともに、現場の業務担当者による変更にも即座に追従できる実用性を提供することとなった。 最終報告の段階では、プロトタイプ・レベルの完成度ではあるが、十分に実用に供する水準にある。今後の実務現場における実証実験により、完成度を増すものと期待される。また、既に製品として出荷されることも決まっており、ビジネス化の可能性はきわめて高い。なお、特許取得も予定している。 (総括) ・ 限られた期間でのプロジェクトであり、その成果をこの時点で判断するのは、時期尚早と言わざるを得ないが、上記採用趣旨にかなう成果は達成しているものと判断している。 ・ 開発成果を事業化する受け皿会社が決定。 |
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